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ソー「言ったな?」
「あーいや…すまない。今のは言葉の綾ってやつさ!ソーもあるだろ?人間なんだからミスの一つや二つするさ」
ソー「俺は神だ。人間ならAのその力を持っているというのか」
「あーごめんごめん。これも言葉の綾。ほら2つ目、もうしないって。ソー、あんたそんなにめんどくさい人だったか?あ、これは言葉の綾じゃないぞ」
ソー「なんだと?」
「ごめん!!ごめんって!ハンマーを持とうとしないで!俺っちそれくらったら一溜りもねぇよ!!あーほら!何すればいいんだ?」
ソー「ほら」
大きく手を広げて?俺っちを見つめてる。それはつまりハグってことだな。それだけでいいんだよな?それ以上はないぞ。ソーに多分トニーのネタは効かねぇよな。
「ん…」
ソー「A、俺はお前が好きだ。だから冗談でもあんなこと俺の前で言わないでくれ。嫉妬で殺したくなる…」
「ギブギブッ!!苦しいって!!ソー、君の思いはわかったさ。勿論、前から知ってたぜ?でも俺っちこんな性格だからさ、冗談言ってないと生きていけないのよ。それに、知ってる上でのこの対応だぜ?」
ソー「はぁ…そうだな。すまない」
「おっと!まだ話は終わってねぇよ。離れるのには早すぎる。俺はこの大きな体も暖かい体温も大好きなんだ。こんなに大切で優しいハグ、今まで生きてる中でされたことないから。もう少しだけ…」
ソー「Aが望まなくてもそのつもりだ」
「ははっ、それはちょっと困るな…あーやばい。色々ありすぎて疲れちまった。眠いなぁソー。俺が寝たら優しくベッドに運んでくれよ?」
ソー「あぁ、優しくな」
こりゃやべぇ。本当に眠くなってきた…これは、すぐ、寝ちゃうかも、なぁ…
ソー「おやすみA」
神様からおやすみのキス貰っちゃったよ。お前らちょっと似すぎじゃね?
「あーおやすみ…」
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作者名:まーと@ | 作者ホームページ:http://hitoravu@2014
作成日時:2018年8月19日 13時