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今日も普通に出勤だよ…朝家出る前にさ、鏡見た時ムキムキの野郎がスーツ着てんのに顔は陰キャ。流石にクレイジー！！あぁ、勿論営業の時はマスク外すぜ？
どうせヒーローの時顔出てないんだし会社の時は出していいかなぁ。あぁ！ダメダメ！皆が惚れちまうぜ？
まぁ、そんなんどうでも良くて…今日も営業かぁー。この格好で営業こられても僕だったら断るよね。フゥーッ！皆さん優しっ！
「おはようございます」
同僚「おはよー」
こんな見た目クレイジー野郎に返してくれるなんて優しいなぁ！思わず泣きそうになったぜ？
上司「おい、今日もミスタースタークのとこ行くぞ。あちらから声をかけてもらえたんだ。失礼のないように」
「分かりました」
こちら上司のサム。堅苦しいやつさ。
ていうか最悪…あんな人がただの営業に声かけるわけないだろ？絶対バレたか、そうじゃなくても怪しまれてんだろうなぁ。今すぐやめてぇよ。
車に乗ったはいいけどできるだけ向かいたくねぇ。なんで俺が運転なのさ。拷問か！？はぁ…そんな事考えても仕方ねぇよな。もう着いちまったし。バレないように頑張るしかねぇってか？
は？あのドアんとこにいるのスタークだよな？こりゃ参った。バレてやがる。
スターク「あぁ、やっと来た。ミスターサムには詳しい話をしたいのでこちらへ。ミスターバーナムは私に着いてもらおう」
サム「承知しました。おい、失礼のないようにな」
「分かってますよ？では」
とボソッと念を押される。そんなことくらい分かってるさ。それよりバレないか心配…
スタークに着いてってるけどこの道なんか見覚えあるぞ？
スターク「上司ってのは嫌なものだな」
と急に鼻で笑いながら話しかけてきた。これはやばい。
「いえ、いい上司です」
これで大丈夫か!?
スターク「随分と素っ気ないな。顔を強ばっている。私は君に嫌われるようなことしたか？」
してないですけどしてます。どうする俺っち！！このままだと失礼だと思われ契約が打ち切られ上司に怒られる。逆に急に馴れ馴れしくしてもバレる可能性が高くなるだけだ…
「いえ、少し緊張してしまって。憧れのミスタースタークとこうして話してる訳ですから」
これで少し微笑んどけば最高じゃねぇか！？流石俺っち！やればできるぜ！
スターク「ﾌﾝｯ憧れか」
あぁ…終わったわ。バレてるわこれ。なんだよ？今からどこに連れてってその正体明かすんだよ。あぁ怖い怖い。どうせブルースもいるんだろ？
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作者名：まーと@ | 作者ホームページ：http://hitoravu@2014
作成日時：2018年8月19日 13時
