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39丁 ページ40

「美味かったなぁ!ピーター!」


ピーター「あぁ、うん。それは僕も思うけど…Aってたくさん食べるんだね…スタークさんが大金を渡した理由がわかったよ」


「あー、それに関しては俺もわかった。今までは自分の金だったから気づかなかったけど結構使ってたな…こりゃトニーに感謝しなきゃな」


ピーター「へぇ。Aもそう思うことあるんだ」


「ひでぇな!俺っちをなんだと思ってんだ!」


ピーター「べっつにー!早く帰ろ!じゃなきゃスタークさんに怒られちゃう!」


「誤魔化しやがったな蜘蛛男!っておい!また蜘蛛糸タクシーで行くのか?!」


ピーター「だって楽でしょ?」


「いちいち着替えタイム待つの面倒なの!だから俺っちが乗せてくぜ?」


ピーター「どっちにしろ着替えなきゃ」


「じゃっじゃーん!」


ピーター「…?」


「なにそれ!とかないわけ?!俺っち1人ではしゃいで恥ずかしいやつじゃねぇか!ほら、これ胸につけて」


ピーター「ごめんごめん。こう?」


「そう。んで、そこのボタンをポチッと」


ピーター「うわぁ!すごい!ライダーみたいだ!かっこいい!」


「だろ?ヘルメット付きだから顔も隠れる。最高だろ?」


ピーター「最高…!でも、これスタークさんのじゃないよね?」


「ピーター。お前は俺っちのことが好きじゃねぇのか?」


ピーター「好きだけど」


「いよいよ隠さなくなったなお前。さっきからスタークさん、スタークさんって。そんなにトニーのことが好きか?」


ピーター「もしかして、嫉妬?」


「なわけねぇだろ!どっちにだよ!ユニクロ製しか着ないのか?お前は。違うだろ?トニーの所だけじゃなくて色んなところに目を向けろってことよ」


ピーター「わかったよ。それで?これは誰が作ってくれたの?」


「ガーディアンズ知ってるよな?」


ピーター「あぁ、うん」


「そこのロケットってやつが作ってくれたんだ」


ピーター「あの小さい体で?!すごい!今度合わせてよ!」


「あぁ、今度な」


ピーター「それ合わせてくれないやつだよね?ま、いいや。で?僕はどう乗ればいいの?」


「どうだって乗ってくれ」


ピーター「うーん。どうしようかなぁ。こう?いや、こうか!いやこれも…」


「ただ乗るだけだろ?!なにグズグズしてんだよ!もうこれでいいだろ!」


ピーター「う、うわぁ!お姫様抱っこは恥ずかしいよ!下ろしてA!」


「嫌だね!これ案外楽だぜ?そんじゃ、行くぜ!しっかり捕まってろ?」


ピーター「ちょ、まだ心の準備がってうわぁぁ!」


「うるせぇ!蜘蛛糸よりマシだろ?!」

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作者名:まーと@ | 作者ホームページ:http://hitoravu@2014  
作成日時:2018年8月19日 13時

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