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「い、今…ですか？」
渡「今って言っただろ」
と少しキレ気味に言われてしまい怯えるしかない
「そのぉ、今ですね、居酒屋にいまして電車の時間とか考えると今すぐは…」
渡「あー、なら迎えいく。どこ」
迎え…！？あの人が迎えに来るの！？なんかこわっ
そんなとても失礼なことを思ってると気づかないほど困惑する
明日の為？いや、明日はそんな急ぐ用事もなかったような…
渡「おい、どこか聞いてんだよ」
電話越しの不機嫌な声にハッとする
「あ、ええと病院近くの」
渡「あーあそこね、すぐ出れるようにしておけよ」
「え、は、はい、失礼します」
そういった途端ブチッと切れる電話
島「んで？なんだって？」
「いや、なんか迎えいくからすぐ出れるようにしとけって…」
島「は？なにそれ、明日なんかあったっけ？」
「いやぁ、何も無いよね〜、とりあえずお金ここ置いとくね…」
島「はーい、お疲れ様」
そんな何気ない言葉が心に染みる
「うん…！」
島「はぁ、ほんとわかりやすいよねあんた」
何故かため息をつかれたが、そんなことより渡海先生を待たせる訳にも行かないので世良先生に帰るという意思の目を合わせ急いで外に出る
迎えって言ってもあの人車あるの？住処は仮眠室だよね…
よくわからない状況にいると、よくわからないことが気になってくる
数分待つと店の前にタクシーが止まった
まさかあれなわけないよな、きっと他のお客さんが呼んだんだよね
そう思いスマホで時間を確認すると
渡「早く乗れよ」
と、タクシーの方からついさっきも聞いた不機嫌な声がかかった
「え、あ！すみません！今行きます！」
タクシーのドアが開き、渡海先生の隣に座ることに緊張を覚えながらもなるべく前を見て座る
「…」
渡「…」
なんだこの空気は！！僕が1番苦手な空気！気まずい！
この空気に耐えられず、なんとか話題を見つけようとする
そういえば、1番気になることがあるじゃないか
「あ、あの、ご要件は…？」
もうよく分からないが全てが怖くなってソワソワしてしまう
渡「着いたら言う」
「そ、そうですか」
ははは！聞いた僕が馬鹿でした！
病院に近い居酒屋だった為、気まずい空気も数分経てば終わった
ペタペタとサンダルを鳴らし病院の廊下を歩く渡海先生
薄暗い病院でこの音が響くのもなかなか怖いものがある
渡「あ、」
「っな、なんですかっ！」
渡海先生の何かを思い出したような声に思わずビクッと驚いてしまった
恥ずかしさで渡海先生の方を見るとニヤリと笑っていた
続く (更新停止中)
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ＳＩＮＧ - 続きが読みたいです………… (2021年1月17日 21時) (
レス) id: 7677a5e234 (このIDを非表示/違反報告)
・・・・ - 続きを…続きをお願いいたします！！！！！！！ (2020年9月22日 4時) (レス) id: f47593d8a8 (このIDを非表示/違反報告)
niji - 面白いです。つつぎが気になります。更新頑張ってください！ (2020年5月3日 9時) (レス) id: 24e2d2a4c8 (このIDを非表示/違反報告)
ツヴァイン - 続き（ ＾ω＾）・・・ (2018年7月28日 3時) (レス) id: 7e08e26c1e (このIDを非表示/違反報告)
: - とても面白いです。続きが気になります。更新頑張ってください* (2018年7月4日 3時) (レス) id: 2561c8f55b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まーと | 作者ホームページ：http://hitoravu@2014
作成日時：2018年6月11日 0時
