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その日から私は彼とは話すようになった。
あの日、彼と彼の母親は私の事を受け止めてくれた。その安心感からか私は彼と彼の母親だけがいるところでは笑えるようになった。
学校が終わると彼と一緒に彼の家へ行きたわいもない話をしたり、カードゲームをしたりした。
夕方になれば彼に私の家まで送ってもらう
そんな生活を小学生の間は続けた。
夏休みなどの長い休みの時も彼の家に入り浸っていた。もちろん彼の父親にも彼の姉にもあった。彼の家族は全員優しくて、私の事を受け止めてくれた。
彼の家族の優しさに触れる度、私の心の傷は少しずつ癒されていった。
そして生きる事への考え方や気持ちが少しずつ変化した。
早く死にたいという気持ちは小さくなり生きる事への希望の気持ちすらうまれた
それと同時に彼への思いが少しずつ変化していった。彼が喜べば私も嬉しくて、彼が悲しめば私もなぜか悲しくなった。何時だって彼の事が頭の片隅にあって、彼の隣にいると安心すると同時にドキドキした。
その事について彼の姉に相談したら恋だと言われた。最初はとてもくすぐったくて嬉しくて、ふわふわしていた
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作者名:桜香 | 作成日時:2019年1月20日 0時