星が夜に溶けたみたい２-Fuma

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翌朝、土曜日。

朝早く、母から電話があったのを機に久しぶりに実家に帰った。

1人でいるのはダメだと思ったから。

泊るつもりで旅行バックと共に電車に揺られて実家へ。

母は私の腫れた瞼を見ても何も言わないでいてくれた。

土曜は母の家事を手伝って日曜は一緒に買い物に出かけた。

スマホの電源はずっと落としたまま、一度も入れることが出来なかった。

日曜に帰る予定だったけれど、やっぱり1人が嫌で月曜の朝、帰宅することにした。

朝、かなり早い時間なのにお弁当と共にまた帰っておいでって母に送り出されてかなり回復は出来た。

月曜日を過ごし、火曜日は資料室に籠って整理ばかりをして過ごし、水曜日も木曜日もそして今日の金曜日も仕事に没頭した。

ちゃんと毎日大学に来れたし、ミスだってしてない。

なんて、ね。

スマホは実家に帰る時に使った旅行バックから出してない。

スマホの充電は一度もしなかった。

出来なかった。

きっともう電源は入らない。

だって全然大丈夫じゃないの。

本当は大丈夫じゃないの。

火曜日が怖かった。

資料室に逃げて、いつも来てくれていた風磨がもう私のいるところへ来なくても解らないようにしたの。

風磨から、現実から逃げたの。

逃げたっていいじゃんって君はもう言ってはくれない。

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