星が夜に溶けたみたい２-Fuma

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勉強があるから連絡は控えようと決めて２週間と少し。

まだ試験日まで３日ある。

この件でさっそく私の意志はガタガタと崩れかけている。

後３日なのに、私って本当に子供みたい。

時刻は２０時を回った。

もう告白された？

好きと言われた？

風磨はリリナちゃんの告白を受け入れる？

彼女のことを好き？

みんなに、私にも同じように優しい風磨はリリナちゃんにはもっと優しいの？

好きなの？

両想いなの？

もう私、いらない？

そんなこと絶対に聞けない。

聞けないくせに頭の中で何度も問いかけて無駄なことしてる。

気になって仕方がない。

だから、その件には触れずにそれでも連絡を取って様子を探れないかって考えてる。

いつから私はこんなに計算高くなっちゃったの？

子供の頃はどうだった？

きっともっと純粋だった。

好きなものには好きと言って、嫌いなものには嫌いと言った。

今の私は頭の中で計算ばかりして、嫌になる。

腹の内を少しも見せるつもりなんかなくて、隠しきろうって必死なのに風磨がどう思っているかは知りたくてそればかりが気になっておかしいの。

知りたければ言えばいい。

ただ好きだと、風磨が好きだと伝えるだけなのに。

私だけの君でいてって言うだけなのにね。

まさか、そんなこと言えない。

言えないよ。

私はダメな大人になってしまった。

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