女子会も度が過ぎればただの脅し ページ20
CRにはいつものメンツと何故か花家せんせ。ニコちゃんもいるけど、可愛いので問題なし。若い子見てると自分も若返ったみたいで目の保養だ。
「んで、なにこの集まり。…げっ、檀黎斗もいるし」
「はいはい、Aちゃんはあっちで女子会だよ〜」
「えっちょ、ポッピーちゃ…」
部屋の隅っこに強制送還されて、小さな机を三人で囲む。用意されたジュースとお菓子を見て逃げられないと聡明な私は一瞬で悟った。うん、私賢い。
ずこずこと音を立てて何味だかよく分からないジュースを飲む。ニコちゃんとポッピーちゃんはにやにやしながらこっちを見ている。ちょっと怖い。
「それで、Aちゃんは誰が好きなの！」
「んぐぅ！？」
「好きじゃなくても、気になる人くらいいるんじゃな〜い？」
「んむぐぅ！？」
なんだこの女子女子した会話は。こういう話は、聞くのは好きだが、されるのは苦手だ。そんな輝く瞳で見つめられても困る。だいたい、好い人なんていたこともないし、できたこともないし、考えたこともない。
うあ〜、と助けを求めて視線を彷徨わせる。目が合った飛彩せんせに目で訴えかけてみたが、微妙な顔をして逸らされてしまった。
「勘弁してよ〜、本当にいないんだってば」
「む〜、じゃあ、この中だったら誰が好み！？」
なかなか引き下がらないポッピーちゃんとニコちゃん。諦めて、部屋の中央に集まる男性陣に目を向けた。目が合うと何故か全員挙動不審になるのはなんの仕様だろうか、みんなして風邪でも引いたか。
「え〜、性格知ってるだけに、みんな無理だなぁ。あ、でも檀黎斗は絶対ない」
「何故だぁぁぁぁぁ！神であるこの私が受け入れられないとでも！？」
「そういうとこ。うるさいし、アンタがみんなにしたこと忘れてないから」
がくりと崩れ落ちた檀黎斗を見て笑いが止まらない。今はそんなでもないけど、九条せんせにしたことは絶対忘れないから。今はそんなに、なんて思ってる時点で、嫌いではないのかもしれないけど。
「じゃあ大我は？まあまあ顔も良いし」
「永夢だって、ドジで失敗ばっかで役に立たないけど、患者に真摯に向き合う姿は素敵だよ！」
「なになに、その押し売り。ていうか、花家せんせは無愛想だし、永夢くんはよくて弟だわ。無理」
ばっさり切り捨てると、向こう側がやけに盛り上がっていた。永夢くんは九条せんせに笑われながら慰められてて、飛彩せんせと花家せんせは取っ組み合いの喧嘩をしてる。いや、なんだこれ。
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横峯俊(プロフ) - 星野よだかさん» 私もたまにやってしまいます・・・予測変換って怖いです (2020年1月30日 21時) (
レス) id: c8474ba40d (このIDを非表示/違反報告)
星野よだか(プロフ) - 横峯俊さん» ひぇぇお恥ずかしい！盛大に間違えてますね…お見苦しいものを載せてしまい申し訳ございません！ (2020年1月30日 14時) (レス) id: 61486b168d (このIDを非表示/違反報告)
横峯俊(プロフ) - いつも楽しく拝見させて頂いてます。一つ変換ミスを見つけたので、修正お願いします。壇黎斗のとの字の漢字が変換ミスしてますよ！これからも応援します (2020年1月30日 12時) (レス) id: c8474ba40d (このIDを非表示/違反報告)
星野よだか(プロフ) - ゆずさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！詩島剛は特に気合入れて書いていたのでそう言っていただけて安心しました。拙い文ですが、これからもよろしくお願いします！ (2019年9月23日 20時) (レス) id: 61486b168d (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - よだかさんの書く剛好きでした！これからも応援してます！ (2019年9月23日 19時) (レス) id: 59916f9a2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星野よだか(ほしのよだか) | 作者ホームページ：なし
作成日時：2019年8月15日 20時
