あいたい ２【WN】

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お互い風邪をひいてると分かった日から数日後

あたし達は試験会場に緊張MAXで大試合に挑んでいる

教室がバラバラで不安しかなくて、手はキンキンに冷えるし足元は悴んでプルプル震えるしで・・・

あたしは平常心を家に忘れてきたようだ・・・



朝から夕方までみっちり試験は行われて

最後の試験が終わって全精力を使い果たしたあたしは抜け殻みたいになった



SA「A…生きてる？」

「……もぅ…二度とごめん…」

SN「終わったーー！！遊びに行こうぜ〜！」

JF「おひとり様でどうぞ」

「A、ヒョン達待ってるって」

「ん？…そうなの？」

SN「帰っちゃうの？A…」

「あぁ…ごめん…。もぅへとへとで…」

SN「…俺も一緒に帰っていい？」

JF「へとへとだって言ってんだろ…」

「…オッパに聞いてみるね」

「今日は遠慮しろよ、スニョン」

SN「…ウォヌには関係ないだろ」

「関係あるよ。ちゃんと送り届ける約束だし」

SN「俺が送るからっ」

「ヒョン達だって待ってんだよ」

SN「…っ……Aっ」




カトクを送っていたあたしの手を引いて全速力で走るスニョンに引きずられるようにへとへとの身体で走らされている・・・

後ろでウォヌ達が叫んでいた

途中までウォヌが追いかけて来ていたけどスニョンは角をうまく使って撒いた




かなり遠くまで走ってあたしは限界を迎えた




「……ス、スニョン……っ………はぁ…はぁ……止まって……もぅ……無理……っ……」




急に止まったスニョンも相当な息切れで肩で息をしている




SN「…っ……ごめん……はぁ…はぁ……」




途轍もなく申し訳なさそうに謝る姿に何も言えなくなった
















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