あいたい ２【WN】

５７ ページ7

もう・・・好きじゃないの？

最近一緒にいる所を見かけないけど・・・




SA「…別れたの？」

「そんな話してない」

SA「…あたしがキムリアならもう終わってるって思っちゃうかも」

「じゃあそうなのかも…？」

SN「えっ…そ、そうなの？」

「………ちゃんと話しなよ」

「試験が終わったらそうするよ」




ウォヌは哀しくないのかな・・・




「…ウォヌ？…大丈夫？」

「心配ないよ。…それより風邪は？」

「…うん。大丈夫」

SN「…？風邪…引いてるの？」

「あぁ…ちょっとね。でももう大丈夫」

SN「…そか。言えよな…」

「…ごめん」




ジフナがじっと見ていたけど笑って誤魔化した





でも・・・

やっぱり捕まった・・・




JF「何があった？」

「何って？」

JF「…風邪って何？」

「…ただの風邪だよ」

JF「…嘘が下手過ぎる。ちょっと来い」






学食から出た後スニョンとウォヌと別れてから

あたしの手を引いて屋上に上がったジフナはもう色んな事を知ってる顔してた






JF「ウォヌに気持ち伝えたら？」





ほら・・・やっぱり・・・





JF「…大丈夫か？」

「…ジフナってエスパーなの？」

JF「見てたら分かるよ」

「……はぁ……苦しくて…スニョンに優しくされるの辛い…」

JF「やめちゃえば？」

「そう思って言おうとしたけど…言えなかった…。それにあたしがなんで泣いてるかも分からないのに……俺、もっと頑張るからって…」

JF「…スニョンらしいな」

「頑張らないでよって言えばよかったのかな…」

JF「そんな事じゃアイツは引かないよ」

「…だよね」

JF「Aは別れたいの？」

「……罪悪感が日に日に増すんだよ…」

JF「…罪悪感？」

「…ウォヌの事…思いながら…スニョンと一緒にいるのってやっぱ違う…」

JF「それ承知でアイツはAに一緒にいてって言ったんだよな？」

「そうだけど…スニョンも苦しいよね…」

JF「…まぁそうかもな。でも…スニョンは多分…それでもいいって言う…」

「だから…最低な自分に嫌気がさして…」









ジフナは遠くを見ながら何やら考えている様だった














.

５８→←５６

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す