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泣きながら手を引かれてただ無言で只管歩き続ける
自販機の前でやっと立ち止まったウォヌはひとつだけお水を買ってまた歩き始めた
川沿いの遊歩道を歩きながら
家族連れやビジネスマン、友達同士で憩う人、ラブラブなカップル、学生の集団・・・
色んな人達が幸せそうに笑っていた
あたし達は無言のままそれを尻目に川沿いの端っこにあるベンチに腰を下ろした
手に力が入ったり親指でさわさわしているウォヌが
空いてる手で頬に流れる涙を拭ってくれる・・・
「……泣くぐらいなら…断れよ…」
とんでもなく優しい声にまた溢れる涙・・・
「…………ぎゅってして……」
頬に流れる涙を拭っていた手が背中に回って大きな胸に抱かれた
なんでこんなに落ち着くんだろう・・・
なんでこんなに・・・しっくりくるんだろう・・・
あたし・・・
.
「…………％＆……」
小さく小さく呟いた言葉はウォヌには多分届いていない・・・
ぎゅっと抱き締められて繋いだ手が離れて両腕でもっとぎゅっと抱き締められた
この好きが届かなくてもいいと思えるくらいの幸福感だった
キャップを開けてくれたお水・・・口を付けたペットボトルをウォヌもグビグビ飲んで
「A…スニョンとはもう…」
「うん…ちゃんとお別れしたよ」
「そか……平気か？」
「…スニョンはほんとに優しいからそれが凄く申し訳なくて…責められても仕方ないと思ってたけど全然あたしの事責めないのに自分の事は最低だって言うし…」
「…ん」
「あたしが最低なのに…」
「なんで最低なんだよ。Aは何もしてないじゃん」
「……してるんだよ。してたんだよ…ずっと」
「…A……」
ぐっと引き寄せられて慰めるように背中をトントンしてくれた
ウォヌの事ずっと思いながらスニョンと付き合ってたなんて・・・
今は言えない・・・
まだ勇気がないの・・・
振られるのもちゃんと覚悟がいるから・・・
あたしいつかウォヌにちゃんと好きだと伝えたい
幼馴染じゃ居られなくなるかもしれないけど・・・
.
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いちご(プロフ) - 犬こそ正義さん» ハニホシぺんなのです🥰なのでスニョンの物語もいつかお届けする予定ですのでその時はどうぞ可愛がっていただければ幸いです。その際は幸せな物語になるよう頑張りますね💕 (12月16日 23時) (
レス) id: 842e4f971a (このIDを非表示/違反報告)
犬こそ正義(プロフ) - あー！主様もスニョンペンなのですね！ほんといい人すぎて..スニョン氏に幸あれ(´；ω；｀) (12月13日 21時) (レス) @page29 id: 3d5654d2e4 (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - 犬こそ正義さん» ごめんなさい…辛過ぎますよね😢実は私もスニョンペンなので心が痛いですがこの物語の中のスニョンはどこまでもいい人なんです…スニョンも幸せになれるように見守って下さると嬉しいです💙 (12月12日 7時) (レス) id: 842e4f971a (このIDを非表示/違反報告)
犬こそ正義(プロフ) - すにょくんペンからすると辛すぎて...｡ﾟﾟ(´□`｡)°ﾟ｡ (12月11日 22時) (レス) @page25 id: 3d5654d2e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちご
| 作成日時：2023年12月2日 7時
