７０ ページ20
久しぶりの学校
何時も隣にいたはずの登校にスニョンはいない・・・
その代わりにウォヌが隣にいる
「…彼女、いいの？」
「いい」
「どうなってるの？」
「…どうって？」
「ちゃんと付き合ってるの？」
「…ちゃんと…」
「あたしに付きっきりだと振られるよ」
「…いい」
「…良くないでしょ？」
「なんならそうなればいい…」
「…はぁ？…ど、…別れたいの？」
「それでいい…」
「…なにそれ…可哀想だよ…」
「…………だな」
だなってなんだ・・・
キムリアが気の毒に感じる
そんな事思ってるあたしはウォヌに手を引かれているのが矛盾だらけで嫌になるけど
自分の心が受け入れてしまっている事を否めない・・・
優越感とか感じている訳じゃないけど
特別な存在はどんな時も特別であたしには大切で大事な時間
教室まで手は繋がれたままであたしを机迄送ってからやっと離れた手
周りの視線が何時になく痛い気がする
「大丈夫か？」
「うん…ありがと…」
「じゃあ行くな。何かあったらすぐ連絡だからな」
「分かってる」
大きな手が頭に乗っかってぽんぽんして教室を出て行った
JF「…おはよっ…もう大丈夫なのか？」
「あ、おはよジフナ。うんっ、心配かけてごめんね」
JF「元気になって良かったよ」
「…ん」
JF「A。後で屋上行かね？」
「うん…行く」
ジフナの気遣いが申し訳なかったけど頼っちゃうあたし・・・
SA「A〜！おっはよ〜♡」
「ふふっ、おはよっ」
SA「良かった〜。寂しかったよ〜…」
「心配かけてごめんね。ミンギュにもありがとうって伝えて」
SA「…ウォヌと来たの？」
「うん…」
SA「…そか…やっぱあの噂って本当なのかな？」
「噂？」
SA「キムリアとウォヌ…別れたって噂」
「…は？…別れた？」
SA「そ。あくまでも噂だけど…他に男がいるみたい」
「…はぁ？」
なにそれ・・・
ウォヌがいながら男だと！？
あり得ない！
可哀想なのはウォヌの方じゃん！！
SA「…スニョンは今日も来ないのかな…あ…いや…」
「聞いたから知ってるよ。スニョンに会いに行くつもり」
SA「…え…ちゃんとお別れしたんだよね？」
「…うん」
SA「Aが申し訳なく思う必要な無いんじゃない？」
「でも…助けてくれたお礼を言いたいから」
SA「優しさは時に残酷だよ…」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 480人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いちご(プロフ) - 犬こそ正義さん» ハニホシぺんなのです🥰なのでスニョンの物語もいつかお届けする予定ですのでその時はどうぞ可愛がっていただければ幸いです。その際は幸せな物語になるよう頑張りますね💕 (12月16日 23時) (
レス) id: 842e4f971a (このIDを非表示/違反報告)
犬こそ正義(プロフ) - あー！主様もスニョンペンなのですね！ほんといい人すぎて..スニョン氏に幸あれ(´；ω；｀) (12月13日 21時) (レス) @page29 id: 3d5654d2e4 (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - 犬こそ正義さん» ごめんなさい…辛過ぎますよね😢実は私もスニョンペンなので心が痛いですがこの物語の中のスニョンはどこまでもいい人なんです…スニョンも幸せになれるように見守って下さると嬉しいです💙 (12月12日 7時) (レス) id: 842e4f971a (このIDを非表示/違反報告)
犬こそ正義(プロフ) - すにょくんペンからすると辛すぎて...｡ﾟﾟ(´□`｡)°ﾟ｡ (12月11日 22時) (レス) @page25 id: 3d5654d2e4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：いちご
| 作成日時：2023年12月2日 7時
