５２ ページ2
じゃあまたって手を振って帰るスニョン
じゃあまたって手を振って見送るあたし
こんなのやっぱり・・・
「…ぼーっとしてんなよ」
頭にポコッとノートが当たって見上げたらウォヌが隣に立っていた
「いつからいた？」
「今しがただけど…」
「そっ」
「……キスでもしてた？」
「っ！？…なっ///」
「冗談だよ…」
冗談・・・か・・・
あたしの横にいたはずのウォヌはもう家に入ったのか置いて行かれた・・・
何時もの様に問題集を開いて”ここ解いて”と放置プレーしたウォヌはベットに腰かけて
今日はどうやらホラー小説ではない小説を読んでいた
「A」
急に呼ばれて振り返ったら真後ろにウォヌがいて
「っ！？…びっくりした…」
「…ごめん」
「ど、どうしたの？」
「…いや、何でもない」
「えっ…なによ…」
「…香水…付けてる？」
「…は？…付けてないけど？」
「…そうなんだ」
「……なんなの？」
「いつもと違う…」
いつもと違う？
「……違わないでしょ…」
「違う。…知ってる匂いがする…」
「えっ…うそだっ」
嗅いでみるけど自分では分からない・・・
スニョンの匂い・・・？
さっき抱き締められた時に付いたのかな・・・
ウォヌは徐に窓まで歩いて全開にした
もうこの時期は寒いのにだ
「っ寒っ！？…ちょっと閉めてよ〜！」
「やだ」
「ねぇ〜…寒い〜！」
閉めようとしたら
「俺が温めてあげるから開けてて」
でっかいウォヌにすっぽり包まれた・・・
「…もう寒く無いだろ」
「…ウォヌ……屋上以来だね…ハグするの…」
「…ん」
「あったかいね…」
「やっぱAが落ち着く…」
「…ん」
「…でも…」
「…？でも？」
「…なんか…」
「…なんか？」
黙ったまま何も言わないウォヌを少し見上げたら
「ちっこい」
悪かったな！！ちっこくて！！
「…ウォヌがデカいんでしょ…」
「ふふっ。そうだな」
暫くそうしていたけどウォヌは満足したのか離れて髪を撫でて窓を閉めてベットに腰かけて何の小説か分からない本をまた読み始めた
所作の一つ一つが・・・カッコいいんだよ・・・
ズルいんだから・・・
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 480人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いちご(プロフ) - 犬こそ正義さん» ハニホシぺんなのです🥰なのでスニョンの物語もいつかお届けする予定ですのでその時はどうぞ可愛がっていただければ幸いです。その際は幸せな物語になるよう頑張りますね💕 (12月16日 23時) (
レス) id: 842e4f971a (このIDを非表示/違反報告)
犬こそ正義(プロフ) - あー！主様もスニョンペンなのですね！ほんといい人すぎて..スニョン氏に幸あれ(´；ω；｀) (12月13日 21時) (レス) @page29 id: 3d5654d2e4 (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - 犬こそ正義さん» ごめんなさい…辛過ぎますよね😢実は私もスニョンペンなので心が痛いですがこの物語の中のスニョンはどこまでもいい人なんです…スニョンも幸せになれるように見守って下さると嬉しいです💙 (12月12日 7時) (レス) id: 842e4f971a (このIDを非表示/違反報告)
犬こそ正義(プロフ) - すにょくんペンからすると辛すぎて...｡ﾟﾟ(´□`｡)°ﾟ｡ (12月11日 22時) (レス) @page25 id: 3d5654d2e4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：いちご
| 作成日時：2023年12月2日 7時
