愛しいなんて言葉 ページ1
.
.
.
MG「A遅い〜〜！」
SG「マネージャーが遅刻とかあり得る！？」
「はいはい、すいません」
腕時計を見ると集合時間5分前
まだ遅刻じゃないじゃん…？
SG「ねぇA、30分前行動って言葉知らない？」
「いや、せめて10分前にしてよ。30分も前に来てどうするの」
SG「むくみ取りとかできんじゃん」
「女子かよ！」
CN「先輩たち落ち着いて！今日は3年生の先輩方の最後の試合なんですから」
MG「そうだそうだ〜！チャニの言う通り」
そう。
今日はミンギュ先輩はじめ、高３の先輩方の引退試合。
……最後の試合ってこともあって、先輩方も、引退しない後輩達も気合いがいつもと桁違いだ
「いつもこのくらい気合い入れてくれればな〜」
そう呟いた言葉は彼らの魂の燃える音にかきけされた。
まぁなんだかんだ仲の良いバスケ部は居心地が良くて好きだ
マネージャーになってから交友関係の和も広まって。
今までひとりぼっちだったのが嘘みたい。
MG「俺が居なくなるの、寂しいんでしょ」
バスに乗るといつの間にか隣にはミンギュ先輩。
「うるさいのが居なくなるな〜って思ってます」
MG「ねぇ一応先輩」
「ミンギュ先輩だから」
MG「なにそれ…まぁ俺の好きな子だから許す」
…ミンギュ先輩は最近いつもこの調子。
「うるさいです」
MG「もう〜素直じゃないんだから！でもそういうとこもかわいいけど！」
こんなこと言われ馴れてない私は、正直困惑している
ミンギュ先輩に言われると、胸がキュンってなるの。
だけど、なんとなくミンギュ先輩には知られたくなくて。
移り変わっていく窓の外に視線を向けた。
トンネルに入って、急に真っ暗になってしまった窓にミンギュ先輩の姿が映る。
ぐーすか寝てしまっているミンギュ先輩に、愛しいなんて単語が頭に浮かんで。
ミンギュ先輩、わたしちゃんと先輩のこと見てるんだよ
でも、もっとこの気持ちがはっきりしてからじゃないと言えない
待たせてしまってるのはわかってる
でも、ミンギュ先輩のことは、絶対に傷つけたくないから。
*
続く
お気に入り登録で更新チェックしよう!
最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 178人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：琳 | 作成日時：2021年1月29日 23時
