新人スタッフさんは俺の

. あなたさいど ページ18

3人を見送っていると、あっという間に後部座席に乗せられてドアも閉められて、


ぎゅっと腰に腕が回って抱き寄せられる




『え、ひかる？』


「...ん」


『体調悪い？大丈夫？』


「...2人きりになりたかっただけ」


『う、あ、うん、...そっか、』




関係者しか立ち入れない場所に停まっているかつ、車内が見えないような窓になっていることを良いことに


私も彼の背中にぎゅっとしがみつく




「A、マジで大好き」


『うん、私も。でも今日それ伝えるのは私じゃないでしょ？照のことが大好きなファンの方に全力で伝えなきゃ』


「ふふ、うん、分かってる」


『今日もカッコいい照、沢山見せてね』


「あーもう、離せなくなるじゃん」


『はいはい、離れますよお兄さん』


「ちょっとさ、ちゅーしよ」


『....はい降りて』




ずっと私の唇を見ているもんだから丸分かりだったけど、まあいつかするとして


腕から抜け出してドアを開けると、目の前に人影が




『ぎゃっ、』


「ちょっと、何で居んの笑」


深「いや？イチャイチャしたがりな誰かさん達のために、車に誰も乗り込まないように見張ってただけですけど」


『ちょっと、誰かさん達ってなんですか！ひかるが無理矢理、！』


「まあイチャイチャしたかったのは否めない。でしょ？」


『もう、ひかる！！私準備あるから早く行って！！』




顔を覗き込んで来る照から逃げるように離れて、車から降りたのを確認したら鍵を閉めて



今日はもう、最低限のことを話す以外はとことん逃げてやる！！！

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