. さくま ページ44
渡「お前もっとちゃんと持てよ!」
『ちゃんと持ってんじゃん!』
渡「マジで重い、無理!」
珠「あんたそれでも男?」
「渡辺くん手伝おうか、笑」
渡「え、まじ?」
『女の子に手伝わせないの!ほら翔太行くよ』
渡「あーーー!!なんでこんな看板でけぇんだよ!!」
俺たちの担当の看板が、それはそれは予想以上にデカくて
あれ?こんなにデカかった?って思ったけど、3年生のは1,2年のより大きいんだっけ
まあそんなデカい看板を女の子に持たせるわけにはいかないから、男2人で頑張ってるんだけど、翔太が限界っぽいので……
お、良い所に良い人発見!!!
『ひかるー!!!手伝ってー!!』
渡「うわ!!照、良い所に居んじゃん!」
岩「はあ、お前らこんなのも持てねぇの?笑」
『いや佐久間さんはちゃんと持ってるから!翔太がダメ!』
渡「ダメってなんだよ!重すぎんのがダメだろ!」
岩「分かった分かった、俺も仕事あるから早く持ってくよ」
結局翔太は疲れ果てて、俺と照で作業場まで持っていく
看板はどうせ外に飾るから、外で作業なんだよね
岩「よし、じゃあ俺行くわ」
「ひーさん、ありがとうございます」
珠「岩本くんありがと!」
岩「んふ、いいえ」
『照ありがとー!』
渡「あざーっす」
岩「おー、じゃあな、頑張れよ』
照を見送って、取り敢えず材料を置いて、看板を眺めてみる
…あれ?佐久間さん、言われてないよね?
『…うあー、佐久間さんの腕頑張っちゃったなー!』
「え?…あ、ふふ、さっくんもありがとう」
『んへへ、どういたしまして。Aも、材料持ってくれてありがとう』
「ううん、これは軽いからね」
『…Aすきー!!』
「何急に、」
渡「ちょっと珠那、こいつらどうにかして」
珠「私がAをどうにか出来ると思う?」
渡「ああ、無理だわ」
ちゅーーっと思って顔を近づけてみるけど、「なにすんの!」なんて俺の口元を覆われる
ひひ、今度2人きりの時に沢山しよーっと
渡「よし、始めるか」
珠「取り敢えず下書きしよう」
「あ、ペン、はい」
『ありがと、俺絵苦手だから字書いていい?』
渡「俺も絵無理」
珠「じゃあ私とAで絵描く?」
「んー、自信は無いけど、頑張るか」
渡「女子絵上手いもん、大丈夫だろ」
334人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
pon(プロフ) - 咲里以さん» 初めまして!な、なんて嬉しいお言葉……😭😭すっごいやる気が漲ってきましたので、頑張ってお話更新します!!いつもありがとうございます!!! (2022年4月18日 22時) (レス) id: d7570fd1dc (このIDを非表示/違反報告)
咲里以 - 初めまして!密かにこのお話から胸きゅんを頂戴しています!続き楽しみです!主様のペースで頑張ってください🌸 (2022年4月14日 7時) (レス) id: d6172fab00 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:pon | 作成日時:2021年12月27日 23時