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パンッ
「み、ミットに入った!」
「なるほど、これがAのスプリットか 。他の変化球と比べて球速の差が激しい上、使うのにはもう少し時間がかかるだろう。キレはあって悪くないと思う」
「は、はい」
だいぶゾーンに入っても球速の変化が激しい…。たしかに、これじゃあ1球見せただけで、次からは打たれるよね…。んー…。
「こればっかりは投げ込んで慣れさせ、練習するしかないな」
「はい」
「けど、投げすぎは禁物。肩や肘の負担がでかいからな。御幸に見てもらいながらやるのがいいだろう」
指でボール掴むの、難しいな…。
「なぁAとクリス先輩っていつ知り合ったんだ?俺話してるとこ見た事ねーけど」
「えっと私もシニアでは野球していて」
「聞いてねーぞ!?」
「栄純君、あの時走らされていたからね」
「お前のせいじゃねーか御幸ー!!」
「俺先輩」
「あはは…、1度だけだけど、クリス先輩とも対戦したことあって」
「登板!?」
「栄君…、私だって投手…」
あれ…私ってそんなに投手として見られてない…?
「君、二軍だったから」
「今は一軍だし!!」
そっか、中々機会なかったのかな…。
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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか? (4月2日 2時) (レス) @page41 id: e83d5f7d48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:星河実羽 | 作成日時:2023年9月12日 22時