夢をくれた幼馴染みへ捧げる野球人生 3

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「よーし、次こい！」
「切り替え早！！」

スライダーは見せたし、次はもう一度、同じとこにカーブをっ。

キーン！！！

「レフトの長打コース…」
「ほんとに、なんだあれは」
「次、僕お願い」
「う、うん」

暁君も投げたいっていうと思ったけど、やってることは分かってるのか打席に集中してる。暁君も、チームに貢献したいんだっ。

キーン！！

「初球、ホームラン…」
「もう終わり？」
「なっ！」

なんだろう。暁君に打たれるとちょっとムカついた。

(ありゃー、投手魂に火が付いたな)
(降谷君、無意識なのかな？)
(おいA！自分のボール投げるなよ！！)
(次も打つ)
(負けたくない)
(んー、ちょっと難しいかもね)
(まあ、息抜きということでいいんじゃないか)
(うむ、Aちゃんいい球で投げてくれた)
(これで本番打てなかったら、どやされるだけじゃねーぜ)
(どやされたことないけど)

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