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「差し入れの量凄いですね。3ケースもいただいて」
「OBの人たちも毎日練習来てるし、このくらいの量は届けられるのよ」

でも差し入れの分だけ、プレッシャーもすごい、と思う。頑張ってる人に頑張ってっていう言葉…、中々伝えられないこのもどかしい気持ち…、どうしたらいいんだろう。

栄君と暁君はリラックスして練習できてるみたいだけど、ノリ先輩、動きぎこちない。いつもなら捕れてるはず。

夕方…、選手たちはミーティング。他の人や私たちは道具の片付け。

「A」
「クリス先輩?」
「お前にも次戦う相手を見ていて欲しい」
「わ、わかりました?」
「これもらうね」
「ありがとう春ちゃん」

拾ったボールを春ちゃんに預けて食堂へと向かう。
どこ、座ろうかな…。

「何してんだ?」
「あ、栄君、暁君、春君、お疲れ様」
「ん、お疲れ」
「お疲れ様。Aちゃんもミーティングに参加?」
「うん、クリス先輩に呼ばれて。席どうしようかなって」
「じゃあ俺たちと一緒に」
「A、お前御幸のとこいけよ」
「え?」
「倉持先輩!?」
「あそこテレビ近いし、ほらあいつもクリス先輩も手招きしてる」
「わ、かった。栄君、ごめんね?」

どうして前で…?

「いらっしゃーい。倉持君もありがとね」
「きめぇ」
「でもなんで私も…」
「意図はわかんねーけど、いいじゃねーの?」

とりあえずノートとかは持ってきてみた…。私なりにちょっと相手のことを見てみようかな。
相手の選手の特徴など、クリス先輩を筆頭に説明してくれた。
打線も繋いだりとかレフトの肩が強いとか、なんとか。
私が一番気になるのは、もちろんピッチャー。

左のオーバースロー、120は球速がでてるらしい。カーブとスライダーを投げるらしい。

かんさんの言葉に気合のこもった言葉に、皆気合の籠った返事が返る。
先輩は暁君。初戦は大事。
栄君とかんさんのやり取りには少し笑っちゃったけど。

「カーブとスライダー…」

もう一度確認してどう動くのか確認してみる。流石に左投げではできないけど…、私の役割は…。

2→←第14球 夏の大会、始まります



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設定タグ:ダイヤのA , 御幸一也   
作品ジャンル:アニメ
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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか? (4月2日 2時) (レス) @page41 id: e83d5f7d48 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:星河実羽 | 作成日時:2023年9月12日 22時

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