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「にしてもなんでA、稲実に来なかったのさー。待ってたのに」
「ご、ごめんね?」
「どーせならAと対戦したかったよ」
「私、めーちゃんみたいに投げられないよ」
「あの変化球の変化の仕方は誰にでも真似できねーよ。俺が認めてんだからもっと自信持ってよね!」
「あ、りがとう?」
「うん!素直でよろしい!…でー?」
「え?」
「まだゆきちゃん呼びなの?ぷぷぷっ」
「「「ゆきちゃん!?」」」
「うっせーな!!昔の話だろ!!!」
「え、今は違うの?」
「今はゆきくんって呼んでるよ?」
「なんだー、まだ呼ばれてねーの?」
「お前もう戻れよ」
「ねーA、今から俺に取替えないー?俺なら絶対甲子園に連れてってあげるよ」
「…ありがとうめーちゃん。でも、私は甲子園とかじゃなくて、ここで私の野球をして甲子園に行きたいから」
「…いいねぇ。じゃあ後でな。Aー!俺のピッチング、ちゃーんと見てろよなー!」
めーちゃんが手を振って、私も振り返す。
めーちゃんも、身長伸びたなあ。
(俺たちもいこーぜ、ゆきちゃん?)
(うっわ、鳥肌出るくらいきもちわりぃ)
(ゆきちゃん先輩早くいきやしょー!)
(ほらほら行くぞーゆきちゃん)
(お前らもう黙れよ!!!)
(…(そんなに嫌だったのかな、ゆきちゃん))
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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか? (4月2日 2時) (レス) @page41 id: e83d5f7d48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:星河実羽 | 作成日時:2023年9月12日 22時