第11球 合宿大詰め ページ25
今日は大阪桐生との試合…。
先輩は暁君…。結構ドキドキする…、私が出るわけじゃないのに。
昨日のかんさんの打たれろって言葉に反応してたし…、あの目つきだと打たせる気は無いって言ってる気がする…。
カキーン！！
初球から打ってきた。ボールが走ってないのか、桐生はどんどん合わせてきてる。ストライクとボールの差がはっきりしてるから、わかりやすいのかもしれない…。
あっ、ダブルプレー！
りょー先輩、もち先輩、凄い。身体疲れてるはずなのに。
あ、ゆきくん悪い顔してる…。
暁君、萌えてるっ。
「暁君、飲み物飲んだほうがいいよ。少しでもリラックスして力を抜こう？」
「……ありがとう」
これは、ダメかも…。
「なーに笑ってんだー！」
「いやなんでお前がキレてんだよ！」
あそこは…、楽しそうだからいいかな。
「A、俺のは？」
「え？」
「えって…」
「嘘だよ、はい」
「なんかA、今日俺に厳しい日？」
「そう、かな？」
そんなことないと思うけど…。
「ゆきくん、暁君をサポートしてあげてね 」
「ま、その時になったならな」
どっちかっていうとゆきくんの方が、今日厳しい日。
その後失点が多く続いた暁君だけど、タイムをとってゆきくんが大笑いし始めてからなんだろう、空気が変わった。
暁君はもう大丈夫。
なお、ゆきくんは2打席ノーヒット…。
(あのバカ…)
(ランナーがいると別人なんですねどね)
(ムラがありすぎるのよ)
(あっはは…)
(昔からランナーがいないと打てないの、なんとかならない？)
(ま、真っ直ぐな目で見られると心にくるんだけど…)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 25人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか？ (4月2日 2時) (
レス) @page41 id: e83d5f7d48 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：星河実羽 | 作成日時：2023年9月12日 22時
