夢をくれた幼馴染みへ捧げる野球人生 3 (ページ14)

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「うおー！飯だー！これ全部マネさんたちが作ったんすか！？すっげー！」

そ、そんなに喜ばなくても…。あ、栄君もち先輩に扱かれた。
肩だから、あんまり効いてなさそう…。

「月宮、おにぎりくれー」
「はあい」

皆凄いな。おにぎりすぐなくなっちゃいそう。

「A、俺にもちょーだい」
「ゆ、ゆきくん。あそこに沢山あるのに」
「いーだろ別に。…これAが作ったの？」
「う、うん」
「すげー3角だな」
「なんか丁度いいサイズ作れなくて」
「別に俺は食うけど」
「僕も頂戴」
「あ、てめ降谷！！」

ゆきくんが取ろうとしたのを先に暁君が取ってた。
あはは…。あれ、栄君…、あんなに食べて大丈夫…かな…。

「こいつが先輩じゃなくてよかった…」

夜でも練習は続く…。ボールをっていうより、ダッシュがメイン。
他のマネージャーの皆は通勤組もいつもよりは遅く居てくれるけど、基本は私一人でマネージメントをすることになった。
飲み物を用意したり、タオル用意したり、一軍だけだから大丈夫だと思ったけど、2面つかってるから、あっちこっちと動かないといけない。私がやっている訳でもないのに、ハードな練習に冷や汗がでてくる。気合い、すごい。