第10球 合宿 ページ13
いよいよ合宿が始まった。
「ふっ！」
キーン！！
さ、流石哲先輩…。普通に外野にもってかれた…。
「大丈夫か？」
「は、はい」
「少し球が浮いてるようだ、疲れてるみたいだが変わるか？」
「嫌です！！」
「いや月宮、お前結構投げてるし交代してもらえよ」
「マウンド、譲りたくないっ」
「そこマウンドじゃねーぞ！？疲れてそれも忘れたか！？」
もっと…。
「いきますっ」
投げていたい。
キーン！！
フェンスこえた…。次は…。
「月宮、これはフリーバッティングだぞ！打ち取ろうとするな！！ 」
「今のは気合いの籠ったいい球だった」
「あ、ありがとう、ございます！」
「だがやはりここまでだ。また次頼む。おにぎりも楽しみにしているぞ」
「は、はい！」
哲先輩はダメ…。じゃあ。
「これ以上投げるなら御幸呼ぶか？」
どうしてっっ…。
「お、おにぎり作ってきます…」
「その方がいい」
まさかゆきくん…。見張り組を増やしている…？
ガラッ
「お、お疲れ様です」
「お疲れ様Aちゃん。フリーバッティングの方は終わったの？」
「て、哲先輩にこっちをお願いって言われました…」
「あらあら。でも助かるわ。あの人数だもの猫の手も借りたいくらい」
「何作ります？」
「まずは無難な梅からお願い出来る？」
「はい！」
投げるのは楽しい。でもマネージャー業も楽しい。
合宿なだけあって皆気合い入ってる。やることは違うけど私も皆と頑張りたい。
(Aちゃん、ちょっとそれは大きいかも)
(え？)
(おにぎりはこのくらいで大丈夫だよ)
(サイズ、難しい…)
(私も最初苦戦しちゃった)
(こう！)
(…凄く角がある3角ね)
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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか？ (4月2日 2時) (
レス) @page41 id: e83d5f7d48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星河実羽 | 作成日時：2023年9月12日 22時
