夢をくれた幼馴染みへ捧げる野球人生２ (ページ43)

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「ん？珍しいな。御幸がそこにすわんの」
「降谷にとられたんだよ」
「ヒャハッ、ざまあねぇな！」
「ほくほく」

降谷君、ほくほくしてる。

「今日だけだからなっ」
「A、これ食べる？」
「わ、私自分ので精一杯だから…」
「そう」
「おしつけんな！」

つーんってそっぽ向いてる。
ふふっ、無表情だけど、結構わかりやすい

「にしてもAも珍しいな、こんな時間に食べるの」
「さっきまで、投げていたので」
「まだ投げていたのか」
「もち先輩聞いてください！スピード上がったんです！」
「おっ、よかったじゃねーか！」
「初めて全部100kmです！」

今日はいつもよりお箸が進む気がするっ。

(よっぽど嬉しかったんだろうな)
(こりゃ俺らもうかうかしてられねーな)

「A俺先風呂入ってくるから、部屋で待っててくれるか？」
「ゆきくんの？」
「Aのだよ！何が起きるかわからない男の住処に来るな！」

室内は同じ構造だよね…？

「いいな！」
「わ、わかった」

倉持先輩は、あれからまた自主練しに外へ言ってしまい。今ではまだ完食出来ていない降谷君と、試合のビデオを見ている数人だけ。今のうちに出来ることってあるかな…。
宿題とかは部屋でやらないとだし…。

ブーブー

メール…、おとーさんからだ。