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「どうだ？」
「な、何が？」
「あれから、時間たってるけど環境にはなれたか？」
「うん、最初は中々寝付けなかったけど、今はだいぶ良くなったよ」
「は？何、寝てねーの？」
「寝付けなかっただけで、寝れては、いるよ」
「いつでも添い寝してやるぞー」
「なるほど、添い寝か」
「え」
あ、ボールこぼした。
「御幸先輩、キャッチボールで球取れないことあるんですね」
「降谷君おかえりなさい」
「うん、ただいま」
「ちょっ、今のは動揺しただけだっ！」
「ゆきくんが提案してきたのに」
「何の話？」
「ゆきくんがね」
「あー！！！座るからな！！まずはストレート！！降谷はこっちでスピードガン構えろ！！」
ゆきくん、ちょっとだけ顔赤い。疲れてきた？
「A！とりあえず1球、思いっきし投げろ！」
「う、うん」
ゆきくんのミットに、全力、をっ！！
パァンッ！
な、なんかいい音鳴った！
「どう？」
「108kmです」
「ほんと！？」
「うん」
「球早くなったな！キレも以前よりまして、いい感じだぞ！」
これが、ボール握り効果！
「次、変化球、カーブから！」
「うん！」
「…」
「いやスピードガンは構えなくていいから」
「自分が気になるので」
カーブっと！
パァン！
なんか今日、いい感じ！
「103km…」
「まじ？…次スライダー！」
スライダーは、こうしてっ！
「105km」
「すげーじゃん！」
「へ？」
「変化球でも100kmはでてるってよ！いいじゃんいいじゃん！」
100km！！
(目を輝かせちゃってー)
(負けない…！)
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作者名：星河実羽 | 作成日時：2023年9月9日 14時
