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コンコン

誰だろう、こんな時間に…。

「は、はい」
「開けるね」

この声は。

「降谷、君?」
「夜遅くに悪いんだけどさ」
「おー、帰れ帰れ」
「ゆ、ゆきくんっ」
「御幸先輩、約束です。俺の球捕って下さい」

そういえばあの時、誰にも打たせなかったら取ってほしいっていってたっけ…。

「えー、今?」
「はい」
「やだよ」
「いいって言うまでここで待ちます」
「いやここAの部屋なんだけど」
「…」
「無視か」

譲る気ないみたい。栄君もだけど、降谷君もかなり肝が据わってる。

「私も、みたい」
「え?」
「降谷君の全力投球みてみたいなっ」
「いやお前」
「うん、いいよ。僕も今日見せてもらったから」
「だって、ゆきくん!」
「はぁ…。これ終わったらな。ほら反対」

降谷君、ほくほくし始めた。というか…。

「なんで隣にいる」
「ダメですか?」
「そこで待ってろよ」
「Aいいよね」
「わ、私も平気だけど」
「許可貰いました」
「A、簡単に男をほいほい部屋にいれるもんじゃねーぞ 」
「御幸先輩も入ってますよね」
「俺はいーんだよ!」
「A、手小さいね。小さい子みたい」

ちっ、小さい子っ!?

「ふ、降谷君に比べたら、そうかもしれないけど…」
「ううん、小さくて可愛いと思う。」
「へっっ」
「女の子っぽくて」
「あ、そのっ」
「僕は好きだよ、Aの手」
「ぁっ、りが…」
「はい終わり!!行くぞ!!」
「ひゃい!」

ふ、降谷君、いきなり距離近い気がする…。ど、どうして。

(お前、わざとか)
(何がですか?)
((こいつ読めねー…))

2→←第6球 降谷君



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設定タグ:ダイヤのA , 御幸一也   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:星河実羽 | 作成日時:2023年9月9日 14時

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