検索窓
今日:29 hit、昨日:23 hit、合計:2,775 hit

2 ページ16

「Aちゃんと食ってるか?」
「え?」
「お前が、今日朝食わなかったこと知ってんだぜ 」
「ちゃ、ちゃんとおにぎりにした」
「確かにAが食べれるだけでいいって言ったけどよ、食べなさすぎも考えもんだからな」

そ、そんなに食べてないわけじゃないと思うけど。

「やっぱ環境の変化か?何回か来てるとはいえ、丸1日いるのとは全然違うもんな」
「でも、辛くはないよ。皆優しいから」
「そりゃマネージャーには皆優しいだろ。あれこれしてもらって頭上がらないくらいだろうさ」
「ゆきくんも?」
「かねー 、ほら箸動かす」

微妙な返事…。これは、感謝はしていても、何かしら頼んだりしてるんだろうな…。

「そういや、A今日はもう投げるなよ。今日結構投げたんだしさ。あと明日はノースローな、ボールだけ握ってろ」
「……うん」
「不満そうにしない」

して、なくはないもん。

「よー、お二方」
「なんの用だよ倉持」
「いーだろー、別にここ空いてたんだからさ。ヒャハハっ!」
「たく…」
「にしてもA全然食ってねーじゃん」

こ、これからだし。

「そーなんだよなー、朝もあんま食べてないみたいでさ」
「食わねーと体壊すぞ?」

ふ、2人して…、どうして、よく見てるの…。

「見られると、食べずらい」
「…しょーがねーな。」

ひょいひょいっとゆきくんは私のトレーから半分くらいとっていく。
気づいたらもち先輩も真似してとっていた。

「こんくらいなら食べれるだろ?後で腹減ったらなんか作ってやるからさ 」
「私も作れる」
「いーからいーから。早く飯食って風呂行ってこいよ。レディーファーストだからな、自主練で帰ってくる野郎どもばっかが入る時間遅くなるぞ」

それは、困る。皆のためにも食べないと。

(なんだここの空間、くそあめぇ。座る席間違えたかもな)

第4球 友だちと投手→←1



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
9人がお気に入り
設定タグ:ダイヤのA , 御幸一也   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:星河実羽 | 作成日時:2023年9月9日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。