検索窓
今日:4 hit、昨日:23 hit、合計:2,750 hit

第3球 初日 ページ14

朝日が昇る前の頃。朝練があるから早くグラウンドに向かってみたけど…。
お、男の人いっぱい…。

「おはようAちゃん、よく眠れた?」
「実は、そんなに…」
「初めての環境だものね、無理もないわ。今から挨拶があるから、こちらへいらっしゃい」
「はいっ」

知ってる人がいるだけで、安心する。高島先生、私を見つけてくれてありがとうっ。
しばらく(そわそわしながら)待っていると、かんさんが見えた。なんかこう…、迫力ある。

皆元気よく自分の名前やポジションを言ってる、凄いな…。
でも…あの子や…、ゆきくん見当たらない…。どうしたんだろ…。
高島先生もプルプルしてるし…、もしかして寒い…のかな…?

「あーー!!こいつ遅刻したのにー、列に紛れこもーとしてるぞー!!」

ゆきくん?

「あのバカ…」
「栄、君?」

うわ、あ、圧が凄い。なんか、栄君つられてるし…。
もち先輩や増子先輩、ゆきくんも呼ばれて、朝から走ってることになってた。
だ、大丈夫…かな…。

「最後、マネージャー」

マネージャー…、あ、私だっ。

「えと、江戸川シニア出身、月宮、Aです。と、投手です。よろしく、おねがい、しますっ」

た、多分言えた。私にしては言えた、と思う。よかった…。


日が出てきて本格的に朝練が始まった。やっぱり強豪と呼ばれるだけあって、朝からかなり動けて…凄いなぁ。

にしても…

「てめーの言うことは二度と信用しねーからな!」
「ははははっー!ありがとうー!」
「褒めてねーよっ!!」

怒られて走ってるのに…、楽しそう…。

「後でビンタだわっ」

こっちは怖そう…。

「Aちゃんも一緒にね」
「え、私もっ」
「御幸君にきつい1発をかましてあげなさい」

あー、そっち…。そういうのは私じゃなくておとーさん担当だったから、なあ…。

1→←4



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
9人がお気に入り
設定タグ:ダイヤのA , 御幸一也   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:星河実羽 | 作成日時:2023年9月9日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。