【夏目友人帳】 一人ぼっちの少年 [男主]

18話 ページ21

夏｢ただいまぁ…｣

ニャ｢何をコソコソと…｣

夏｢仕方ないだろ、塔子さん達に見つからないようにしないと行けないんだからな｣

ニャ｢…ん？あやつはどうやって入るんだ？｣

そういえば…

夏｢と、とりあえず部屋！部屋を見よう！！！｣

俺の布団が置いてあり、いつもならそこにいるんだが…

夏｢いないか…、けど…｣

すごい端っこにAがいる

…壁に顔を向けたまま横になっているが

ニャ｢何をしておる…｣

夏｢せめてもの反抗か…｣

というか、俺は悪くない気がするんだが…

ニャ｢おい！起きろ！！おい！！
このままでは風邪をひくぞ！｣

何だかんだ、ニャンコ先生もAのこと心配しているんじゃないか

夏｢いいよニャンコ先生、寝かせたままで｣

けれど、風邪をひいてしまうといけないから運ぶか

Aを俺の隣に寝かせる

子供の体温って落ち着いてて、眠気を誘うんだよな…

ニャ｢全く、世話のやけるやつだ｣

夏｢ニャンコ先生が世話をしているわけじゃないだろ｣

A…、今日はごめんな

明日は沢山…、遊んでやるからな

A、何をして明日過ごしたい？

今日の黒にゃんこのことを話そうか

それとも紅峰さんの話をする？

何がいい？

明日も話をしよう

俺たちにしかできない話を…

ニャ｢…、ちっ、仕方ないやつめ｣

ニャンコ先生はそういい、Aの横に丸くなって眠った

そして俺も、Aを抱きしめて眠った

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