14話 ページ15
ニャ「ただいまー」
夏「え?先生!?」
『にゃんにゃん2匹…』
ニャ「ん?何だその黒いのはーっっ!!!
…こやつ妖だな」
夏「なんだ、先生じゃなかったのか」
ニャ「1目見ればわかるだろうが!!阿呆!!」
『わかんない…』
ニャ「お前らァァ!!!」
夏「こんな頭でかい猫そうそういないだろ」
じゃあ、先生に化けて来たってことか?
『この黒にゃんにゃん…、どうしたんだろ…』
ニャ「友人帳は無事だろうな」
『ゆうじんちょーう?』
夏「後で、教えるな
友人帳はここにある」
しゅっ
黒ニャ「ぱくっ」
…
…
夏・ニャ「うわあああああ」
しまった!
友人帳が!
ニャ「阿呆!夏目ここは2階!」
『落ちた…』
ニャ「あの阿呆め!」
俺は黒ニャンコを追いかけたがどこにも見当たらなかった…
夏「くそ…どこ行った黒ニャンコ
こっちの方に走るのを見たのに…」
ニャ「落ち着け夏目、暗くちゃ黒いやつは見つけられん
出直すぞ
この森は瘴気に満ちている、人間のお前達が夜うろつくのは危険だ」
お前達…?
『?』
夏「つ、着いてきたのか?!」
ニャ「一応止めはしたぞ」
夏「ダメじゃないか、着いてきちゃ
夜道は危険だし、どんな妖怪がいるかわからないんだぞ!」
『でも、たか兄ちゃんは出てる…』
夏「俺は大切な物を取り戻したら戻るから、Aは先に…」
『1人より、2人…
その方が…早いって…前教えてもらった…』
はぁ…
ニャ「こいつ、見かけによらず頑固なんだな」
夏「全くだ…」
ニャ「まぁ、あの黒ニャンコからは悪意的なものは流れてこなかった
だから油断したのだがな…、悪用が目的ではなさそうな気配だったのは確かだが、下手に騒いで「友人帳」が奪われたことを、他に知られる方がまずいこおになるしな」
夏「けど!」
『光…』
夏「え?」
『上の方の山道…』
ニャ「狐火か、多いな」
「む?」
「どうした」
「人間の匂いがするような」
ドロン
ズシッ
『ぅぅ…』
夏「先生重い!」
斑「我慢しろ、妖の匂いでカモフラージュしてやってるんだ」
「おっと遅れる、…気のせいか」
「むしろこの辺は獣臭い」
斑「獣臭いだと!!高貴で偉大な私を!!」
夏「まぁまぁ、獣臭のおかげでやりすごせたんだし」
「昔はよく、主様が人の匂いをつけて帰ってきておったのう」
主様…?
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香夜 - クリスマスの番外編で目がうるうるしました涙とても感動する話です!! (2019年10月14日 10時) (レス) id: 4a7e30982a (このIDを非表示/違反報告)
星河実羽(プロフ) - いっくんさん» コメントありがとうございます!ちゃんと癒しキャラになっているか不安ですが、そう感じて貰えて嬉しいです! (2019年1月4日 12時) (レス) id: ef6f9e6668 (このIDを非表示/違反報告)
いっくん(プロフ) - 癒しオーラが半端ではないぐらいかわいい主ですね!もう溜まりません...。更新頑張ってください!応援しています! (2018年12月10日 13時) (レス) id: e0e93d1b6c (このIDを非表示/違反報告)
星河実羽(プロフ) - 黒武さん» コメントありがとうございます!可愛いと言って貰えて嬉しいです! 最初の一人称が統一してなかったのは無意識でしたすみません、教えて下さりありがとうございます!顔文字等は主の感情がどう表現してよいのか言葉で表せず使用しておりますが、控えるようにしますね! (2018年9月26日 23時) (レス) id: ef6f9e6668 (このIDを非表示/違反報告)
星河実羽(プロフ) - 月夜桜さん» コメントありがとうございます!そういっていただけると嬉しいです!!田沼君ですね!今原作通り進んでおりますのでゆっくりと待っていただけると嬉しいです!!機会があれば番外編でも出したいですね! (2018年9月26日 23時) (レス) id: ef6f9e6668 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:星河実羽 | 作成日時:2018年9月15日 23時