名探偵コナン 黒の組織の生意気少年 【男主】

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今俺は、坊やの車に乗っている

勿論、これから家に帰るためだ

安「ところで、あの子どもはお友達ですか？
サッカーボールを持っていて、公園の少し先ですれ違ったのですが」

「何で友達なんだ？」

安「なんとなくですよ？
ちょうど公園から出たところを見たのでそうなのかなと思いまして」

「…友達じゃない」

安「え？」

「何年か前にたまたま出会って、それから遊んでやっているだけだ
友達なんかじゃない」

安「…僕はそれで友達だと思っているんですがね」

「何でだよ」

安「Aが思っている以上に単純なんですよ
一緒に遊んで、笑って、楽しんで、それこそ一緒に食べたり飲んだりするだけでも親しくなれるのですから、それは友達と捉えても不思議ではありません
少なくともその子は友達だと思っているのではないですか？」

俺に聞かれてもわかんねぇよ

安「大丈夫ですよ、今はわからなくとも自然にわかります」

「坊やにはわかったのか？」

安「えぇ、僕も沢山の人と出会いましたから」

出会って分かるようになるのか…

「…なぁ、両親って何？」

ふと思ったことを口に出していた

「教えてくれるんだろ？」

安「そうですね…、食事や物事を教え、ずっと一緒にいて過ごしている暖かい人…みたいなものでしょうか
僕もあまりわかっていないみたいです」

一緒に過ごす…

「なら、ジンやベルモットが俺の両親みたいなものかな」

安「いや、その…(想像がつかないんだが…)」

「なるほどなるほど…」

安(失敗したかもしれない…)


その後ジンとベルモットにそのことを話したら、ジンには冷たい目で拳銃を向けられて、ベルモットは頭をかかえていた

・・・ な ん で

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