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気づいたら夕方になっていた

やっぱいい暇つぶしになったな

今はベンチで少年と飲み物を飲みながら休んでいる

勿論、俺のおごり

流石に年下に払わせるのはね

新「なぁ兄ちゃん」

「ん?」

新「兄ちゃんっていつも俺と遊んでくれるけど本当に暇なの?」

「どういうことだよ」

新「確かに兄ちゃんは毎回遊んでくれるけど、断ったこと1回もないじゃん
兄ちゃんにも人付き合いがあるのにずっと俺と遊んでていいの?」

なるほど

少年はずっと俺が少年と遊ぶのに一回も断らなかったことに疑問を持っていたんだな

「人付き合いねぇ、正直俺そんなのわかんないんだよね」

新「それどういう…」

「それは少年で考えな
シャーロックホームズになるんだろ」

新「それはそうだけど、でも少しくらい教えてくれてもいだろ
兄ちゃん秘密が多すぎるんだよ」

「じゃあさ、それも推理してみてよ
別に今すぐってわけじゃないよ」

新「俺が少しでも当たっていたら、その時は兄ちゃんの名前教えてくれる?」

「できたらな」

新「約束だかんな!」

ほんとに当たったらだけどな

俺のことは俺が一番知っているはずなのに知らないんだから

新「じゃあ俺もう帰るよ
あんま遅いと母さん煩いし」

「了解」

新「兄ちゃんも早く帰れよな!
家族が心配するぞ!じゃあな!」

そう言って少年は帰っていった

心配…ね

心配なんてされたことねえよ

あいつらが心配しているのは、俺が外に情報を漏らしていないかってこと

最初のころはよく監視されたっけ?

子どもは何でもかんでも話すからって

あれは窮屈だったな…

安「こんなところにいたんですか」

「…何か用?坊や」

安「あれからずいぶん探したんですよ!
部屋に行ったらいないですし、どこに行ったのかと心配しました!!」

「それは俺が外に情報を漏らさないかって?
心配いらねぇよ、俺そんなことしねぇから」

実際会ったのも少年だけ

というか、少年以外関わっていない

ぶつかったりはしたけど、それ以降はなんもなかったし

安「そんなことじゃありません!!
僕は貴方が事故や誘拐なんかに合っていないかってことを心配してたんです!」

「はぁ?んなこと気にしなくても((安「世間を甘く見ないでください!!」
何怒ってんだよ…」

何でこいつはこんなにも必死なんだ…?

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星河実羽(プロフ) - 三日月さん» ごめんなさい!!9歳差です!!どこの話だったかよければ教えて頂けませか?! (2018年5月4日 21時) (レス) id: ef6f9e6668 (このIDを非表示/違反報告)
三日月 - 7才差ではなく9才差では? (2018年5月4日 20時) (レス) id: d8f5e673d6 (このIDを非表示/違反報告)
星河実羽(プロフ) - nowa-ruさん» コメントありがとうございます!ご期待に添えられるように頑張ります!! (2018年4月24日 23時) (レス) id: fbf2605df7 (このIDを非表示/違反報告)
nowa-ru - めっちゃ面白かったです!更新頑張ってください (2018年4月24日 1時) (レス) id: 3c667cfde4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:星河実羽 | 作成日時:2018年4月19日 0時

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