ピエロ【JW】 (ページ35)

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重岡side

中「人の子を誘拐して勝手に名前つけるなんて…」

濵「どうして…こんな事を」

星「私には20年前付き合ってる人がいた。

彼は本当に優しくて、かっこよくて、大好きだった。運命の人はこの人だとも思った。
何度もデートして、一緒に夜を過ごして、とうとう赤ちゃんを授かったの。

喜んでくれるだろうと直ぐに彼に連絡した。だけど彼は………」

小「…なんて言ったん？」

星「別れるって……

体の相性がよかったから遊んでただけだって………
彼とすごした思い出が音を立てて崩れだした瞬間だった…
私は彼を愛してたのに、、、
おまけにお腹の中の子は流産。

それから1年は基本的に寝たっきり。
その後も私は幸せになっちゃいけない人間なんだって思って何を始めるわけでもなく、平凡な暮らしを送ってきた。」

桐「誘拐する必要会ったんか？」

星「アイツらが私の静かな暮らしを壊したからよ！！！！

ある日急に幸せアピールをしながら引っ越してきて、視界に入る度に虫酸が走った。
だから、私考えたの。
アイツらの暮らしをぶち壊してやろうと。

茜を誘拐すればアイツらは悲しむし、私はやっと子育てができる、そう思ったの！
だから誘拐してやったw」

貴「茜っていうのは？」

星「ああ、それねw私のお腹の子につけるはずだった名前。」

貴「気持ちはわからなくもありませんが、貴方がやった事は許されることではありません。」

星「はいはい。

あ、そう言えば私薬もやってるからさっさと逮捕してよ。」

重「10時43分、星野陽子幼女誘拐と薬物所持の罪で逮捕する＿＿＿＿＿＿＿」

こうして1件の事件は解決した。

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