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でも…そんなことを言ってられなくなってきた。
彩芽ちゃんも、ノリ君も、誠も、亮君も、日がたつにつれて僕に話しかけてくれなくなった。
自分から話しかけに行っても、ちらりと僕を見て、それだけ。
ボール遊びに僕も混ぜてと言ったら、ボールをぶつけられた。
男の子は誰も遊びに入れてくれなかったから、女の子のほうにも行った。
でも、おままごとの世界は僕には難しかった。
小学校の先生は、そのことに気づいていなかった。
朋君はみんなのリーダーで、僕を仲間外れにしていることをうまく隠していたからだ。
寂しいなぁ…
でも、家に帰ったら、かあさんがいつも温かく迎えてくれるんだ。
「おかえり。今日の夜ご飯はなにが食べたい？」
そのやわらかな笑顔を壊したくなくて、幼心の中で僕はずっと我慢していた。
本当は、かあさんに仲間外れにされていると言いたかった。
そして腕の中に飛びつきたかった。泣きたかった。
けど…かあさんに無理はさせたくなかった。
実はその時、かあさんにも色々起こっていたのだ。
「ねぇ、あなた。次はいつ来てくれるの」
「あなた、なんて言うな。迷惑だ」
「ごめんなさい…でも、来月あの子の運動会があって親と参加する競技があるの。みんなお父さんと出席するらしくて」
「そんなのお前が出ろ。その日は大切な会議が入ってる」
「…そう、なのね」
夜遅く、とうさんとかあさんはそんなことを話していた。
僕はもうとっくに寝ていたと思っていたのだろう。
玄関の戸口前で話していた大人二人は、とても険しい顔をしていた。
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Leaf(プロフ) - フロチャから来ました。フロチャでは男の子が怖かったけど、この作品を読んだ後は何だか感じるものが違いますね。すごく素敵な作品でした。 (2019年1月14日 21時) (
レス) id: b8ce9cd4fa (このIDを非表示/違反報告)
白猫のような(プロフ) - フロチャのストーリーに入り込みました！ とても面白いです、更新期待しています！ (2018年10月23日 21時) (レス) id: 2e8f40e4be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柴葉ましろ | 作者ホームページ：http://uranai
作成日時：2018年10月21日 14時
