白い愛 (ページ7)

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花火大会ページ7

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滅多に着ない浴衣をきて

家を出る。

バッチリメイクして、髪も巻いて

気合十分！！

楽しみ楽しみ。

昨日のあの紙を見たからか、

余計にドキドキする。

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花火大会の会場に近づくにつれ、人も沢山いる。

なかなか信号も渡れず、

少し遅れる
とジフナに連絡しようとした時

先にジフナから連絡がきた。

ジフンついた。人多いから気をつけてな。

待たせるかなって、申し訳なく思いながらも、

心配してくれる彼には愛おしさしかない。

私ありがと!少し遅くなるかも、ごめんね(ーー;)

メッセージを送ってふと信号を見たら色が変わり。

沢山の人の中、少し早歩きで進んだ。

待ち合わせ場所にはきたものの、人が多すぎてジフナが見つからない。

ましてや、お互いに背も小さい……

wz「A！」

キョロキョロしていると、後ろから大好きな声がした。

振り向くとジフナ…

あれ、

『浴衣…』

wz「うん、着てきた。」

『ええっ！』

wz「なんだよ、うるさいな」

『着てくると思わなかった…』

wz「俺も、着る予定なかったけど、ジョイから連絡きて、」

『あ、ジョイちゃん……』

wz「お前が着るって言うから…その…」

少し照れたように話す彼。

『似合ってる！すっごい可愛い！！』

wz「可愛いは嫌。」

『じゃあかっこいい！！』

wz「ん。……お前も…」

『へ？』

静かに指を絡ませてながら、

wz「可愛い。」

なんて言うジフナ。

顔が熱い。

顔真っ赤かな、

心臓止まってないかな、

最初からもう心臓もたないよ。

『え、えっと……』

wz「なんか食お。腹減った。」

『あ、…うん！』

ジフナ、耳真っ赤だよ。

神様。今日は幸せな日になりそうです。