NEWS、５ (ページ9)

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手越side

結局慶ちゃんはevery.の時間がやばいみたいだから、シゲと二人でまっすーの家に来た

加「…あ、あいた」

手「うそ」

何度インターホンを鳴らしても反応がなくて焦り始めたころドアの鍵がかかってない事がわかって、俺らはそこからまっすーの家に入った

手「まっすー」

加「まっすー」

呼んでも返事がない

寝てるのかな…

寝室のドアを開けると、ツンとした特有の匂いが鼻を刺す

手「まっすー！」

俺の目に映ったのは、床の上に無様に広がる嘔吐物と、その横で座り込んで小さく蹲るまっすーの姿だった

手「大丈夫？」

慌てて駆け寄って背中をさすれば、その背中は繰り返し小さく波打っていた

増「…はき、そう」

手「ん、わかった」

シゲを呼んで袋を持ってきてもらう

袋を広げて口の前に持っていってあげたら、すぐに吐き始めたまっすー

何度もえずいててすごく辛そう

少し収まってきたと思ったら、ふらふらと立ち上がって体を丸めながらベットとは反対に歩き出したまっすー

手「どうしたの？」

増「…といれ」

消えそうな声でそう答えて寝室を出ていく

ドアの近くにいたシゲがまっすーを支えて二人でトイレに行ったから、俺はここ片付けてあげようかな

広がった嘔吐物のせいで部屋の中は結構臭いがして、これじゃまたまっすー気持ち悪くなっちゃう

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