NEWS、５ (ページ20)

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加藤side

撮影が始まってどれくらい経っただろう

机に両手をついて俯いてるまっすーが目に入った

大丈夫なの、あれ

ちょっと心配になってまっすーに近づいた

加「まっすー、大丈夫？」

増「…ちょっと、キツくなっちゃった」

机に手をついたまま顔だけ少し上げて苦笑いしながらそう答えたまっすー

ちょっと、汗すごくない？

加「一旦休憩もらおっか」

増「…ごめん」

加「いいよ、ちょっと休も
疲れたでしょ」

近くのスタッフに声をかけて10分間の休憩を貰った

ふらふらしてるまっすーを支えながら楽屋に向かう

なんか想像してたよりまっすー熱いんだけど

これ本当に7度なの…

増「ｹﾎｯｹﾎｯ…」

とりあえずまっすーをソファに寝かせた

大丈夫かよ…

なんか声もさっきより酷くなってる気するし

小「わっ、大丈夫？？」

手「まっすー…！」

後から楽屋に来た小山と手越も驚いてる

いや、だってまっすーがあまりにも辛そうだから

これ微熱の人には見えないでしょ

小「俺体温計持ってるよ
一応計る？熱上がってるかもしれないし」

加「うん、頼む
７度台には見えないわ」

小「だよね…」

増「ｹﾎｯｹﾎｯ…ｹﾎｯ」

小「あ～辛いね咳」

増「ｹﾎｯん、っｹﾎｯごめ」

小「ちょっと体温計らせてね、まっすー」

小山に体温計を挟まれるも無抵抗のまっすー

加「…鳴った」

小「どれ、ごめんよ～ちょっと腕上げてね」

言われるがまま少し腕を上げたまっすーの脇から小山が体温計を取り出した

小「えっ…」

体温計を見るなり驚いた顔をしてまっすー見つめる小山

なになに

小「まっすー辛いでしょ、」

いや、だから何度、笑

小山から渡された体温計見たけど、電源消えててなんにも見えなかったんだけど

こんなところで天然出さないで…笑

手「なになに慶ちゃん」

ほら、手越もわかってないから笑

加「何度だったの？」

小「…39度2分」

ん、…え？

加「9度越えてんの…？」

小「うん…
…まっすー辛かったでしょ」

増「ｹﾎｯ…ううん、ｹﾎｯｹﾎｯ」

まじか…

加「あと撮影ってどのくらいあんの？」

小「わかんない
個人終わったから30分ぐらいかな？」

加「まっすーいける？」

小さく頷いたまっすー

まぁここまで頑張ってたんだからそりゃ頷くか

少しでもまっすーの負担減らせるようにしないとな

．