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増田side






その夜、手越のマネージャーから電話がかかってきた






増「もしもし」


マネ『あ、増田さん
あの、実はさっきから手越さんすごく具合悪そうで一人で家に返すの心配で、、、』



増「…え、」



マネ『それで、もし良ければ増田さん家に送りたいと思ってるんですけど…
今増田さん家に加藤さんもいると聞いたので連絡させて頂きました』




増「…はい、大丈夫です
よろしくお願いします」






俺手越にまでうつしちゃったんだ…







それから20分ぐらい経って家に来た手越はふらふらだった








手「…まっす…ごめん」



寝かせて布団を掛けると、涙目でそう言ってきた





増「ううん、…俺こそごめんね」




手越は幸い頻繁に吐いたりっていう症状はなかったから、布団で小さくなり震えていた




苦しそうに蹲る手越の背中をさすってると、寝室からシゲの声が聞こえた



…吐いてるかも




増「手越ちょっとごめんね、」








慌ててシゲのところに行くと、やっぱり吐いてしまっていた

バケツに顔を埋めるシゲ






加「オェッ…ゲホッゲホッ」


増「…辛いね」





少し落ち着いたシゲを寝かせて、とりあえずまだ何もやってあげていない手越のところに戻ろうとしたら、今度は顔を歪めてお腹をさすりだした





増「お腹痛い?」


加「ぅぅ…うん」


増「じゃあトイレ行こう?
立てる…?」




そう言うとゆっくりベットから降りるシゲ

前かがみになりながらずっとお腹さすってる






トイレまで行くのにもふらふらで、ほとんどシゲの体には力が入ってなかった

一人ではトイレまで歩けなそうな感じ





シゲ俺の時より酷いかも…





トイレでぐったりしてるシゲをなんとかベットまで運んだ

いつもならもっと軽々運べたのかもしれないけど、まだ俺の体調も万全じゃないみたいで少し手間取った



少しだるくなってきて、小山のこと呼ぼうかなって思ったんだけど小山にまでうつすごとになりそうだからやめた





俺がうつしたんだし最後まで責任持たないと







そのあと手越のもとに向かうと、口に手をあてていた


増「吐きそう?」


コクコクと頷く手越の背中をさすって、洗面器を顔の前に持ってくる




手「オェッ、うぅ…」




増「…ごめんね」


少しだけ吐いてまた布団に蹲る手越を背中を布団の上からそっと撫でた






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作者名:星ます | 作成日時:2017年12月17日 21時

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