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増田side
熱があるときに食べるものといったらやっぱりお粥だよな?
増「……お米、1合に対して、水、900cc…っと…」
スマホの画面と手元を交互に見ながら慎重に
やっぱこういうのって俺の役目じゃないよな〜
そんなことを思いながら慣れない作業に励んだ
増「…できた!」
どのくらいかかったんだろ
結構時間かかっちゃったけど、なんとか完成したまっすー特製たまご粥
うん、美味しそうにできた!
病院の帰りの車からずっと寝ていた手越を起こしにいく
手「…んん」
寝室のドアを開けるとちょうど手越が起きたところだった
手越はさっきより熱が上がったようで、焦点が微妙でふわふわしていた
増「お粥作ったんだけど、ちょっとだけでも食べれ
そう?」
無理かなとも思ったけど、ちょっとだけでも食べてくれることを期待して聞いてみる
手「……食べれない」
増「…そっか」
やっぱ無理か、、
熱上がって辛いときだもんな
ぬるくなった冷えピタを交換してから、体温計を取りに行くがてら冷蔵庫にお粥をしまう
まっすー特製たまご粥は、もう少し元気になった手越にたくさん食べてもらおう
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作者名:星ます | 作成日時:2017年7月1日 8時