仲間はずれ ページ48
✳この話ではコヤシゲが意地悪な部分があるので、嫌な方は読まないでくださいm(__)m
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増田side
最近俺には悩みがある
俺、メンバーに無視されてる気がするんだ
手越はまだたまに話しかけてくれるけど、小山とシゲは完全に俺を避けているように見える
なんかしちゃったかなぁ俺
今日は3日ぶりの4人での収録
前回4人だったときは、みんなが俺を避けているような気がしてずっと静かに部屋の隅にいた
…行きたくないな
でも仕事
そんな理由で休むなんて許されない
俺は重い足取りで楽屋に向かった
増「おはよ」
3日ぶりだから、もうみんな俺に返事してくれるかなって、期待して挨拶してみる
でも、楽屋にはもう俺以外全員来ていたのに、返ってきたのは手越の消えそうな小さな返事だけだった
小山とシゲは、2人とも台本やらスマホやらに夢中なのかこっちを見ることもなかった
やっぱり、俺、なにかしちゃったんだ…
メンバーに無視されるのがこんなに辛いなんて知らなかった
何しちゃったんだろう…俺
きっと、こんな事するくらい嫌なことしたんだよね
だとしたら謝らなきゃ
増「あの… 加「そうだ！小山この前俺が貸した本読んだ？」
勇気を出して話しかけてみたけど、シゲの声に掻き消されてしまった
結局あのまま収録の時間がきてしまい、俺は何も言えなかった
収録中はみんな普段通り話を振ってくれて何の問題もなく終わり、その後はゆっくりする暇もなくそれぞれ次の仕事に向かった
今日も結局なんにも言えなかった
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作者名：星ます | 作成日時：2017年7月1日 8時
