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小山side

小「シゲちゃーん、シゲちゃーん」

呼びながら探していると自販機の前のベンチでシゲらしい人を見つけた

近寄ってみるとやっぱりシゲだった

俯いてるシゲの隣に座った

小「シゲ…？楽屋、戻ろ…？」

加「やだ…」

小「手越もまっすーもシゲのこと待ってると思うよ…？」

加「……そんなわけないじゃん…

俺なんかっ…、つまんなくてめんどくさいだけだしっ…」

そう言ったシゲの目に涙がたまっていく

小「そんなことないよ…？」

そう言って抱きしめたら、シゲの目にたまっていた涙がこぼれ落ちた

小「戻ろ…？」

加「…戻れないよ、、
俺、勝手に怒って飛び出して来たんだもん…
…みんなに、呆れられちゃったかな」

小「大丈夫、大丈夫。
ほら、戻ってみよ？俺も一緒だから」

加「……うん」

そう言うと俺に合わせて立ち上がったシゲ

多分緊張して、楽屋までシゲは一言も喋らなかった

ガチャ

ちょうどソファーから起き上がっているまっすーと、ソファーの前に立っている手越の目線が一斉にドアの方に向く

ドアを開けて、楽屋に入るのを躊躇っているシゲを先に中に入れた

下を向いたまま無言のままのシゲ

増「…シゲ、さっき、俺の心配してくれたんだよね
ありがとう。嬉しかった。」

シゲが顔をあげる

シゲと目が合う

だから、ほらね、大丈夫だよって笑ってみせた

加「……俺こそごめん…。」

シゲが頭を下げて謝った

…良かった