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増田side
pipipipi...pipipipi...
手「…まっすー、なった」
増「何度？」
俺がそう聞くと、手越は弱々しく笑いながら体温計を見せてきた
増「38.6かぁ、
病院いきだなー」
手「えっ…やだぁ…」
手越はこんな時まで反抗しようとするのか
でも少し安心した
まだ歯向かう元気はあるんだな
増「だーめっ、まっすーが強制的に連れて行きまー
す」
手「えぇ…
やーだっ、びょーいんやーだっ」
増「行くの、まっすーも行かないのやーだっ
病院行った方が早く元気になれるよ？
な…？病院行こう……？手越」
手「……………チクッてするのやぁだ……」
増「………………」
手「………………いく…」
まだ納得してなさそうな手越だったけど、無言の圧を感じたのか行くことを認めてくれた
増「よし、すぐ終わるから頑張ろうね」
手「………うん…」
なんだか涙目な手越を見てると、本当に病院嫌なんだろうということが伝わってきて可哀想になってくる
でもごめんね、手越のためだから
早く治しちゃおうね
増「手越、自分で車まで歩けそう？」
手「……うん、だいじょぶ」
増「わかった、じゃあ行こっか」
手越を支えながらゆっくり車まで歩いた
やっぱり手越は熱くて、熱が高いことを感じさせた
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作者名：星ます | 作成日時：2017年7月1日 8時
