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小山side
しばらくして、まっすーが心配になってきたのでリビングに行ってみる
小「…まっすー…具合どう？…」
ドアを開けてそう言ったのに返事がない
増「…ぅ…っん……はぁはぁ…ゔっ……ゔー
はぁ……ゔっ、ゔっ…はぁはぁ…ぅ…」
部屋の奥に入って俺が見たのは、ソファーの近くの床で頭を抱えてすごく苦しそうに唸っているまっすーの姿だった
小「まっすー！！
大丈夫！？どーしたの？！」
慌てて駆け寄る
増「はぁはぁ…ゔっ…ぅ…こ…や、ま…はぁ…
ゔー…ぃっ…はぁはぁ…ゔっ、ゔっ
ず…つー…はぁ…や、く…もって……っん…
き、て…ゔーー…はぁはぁ」
"小山頭痛薬持ってきて"
まっすーは確かにそう言った
食べ物を食べなきゃ薬が飲めないから、急いでゼリーと水と頭痛薬をまっすーのところに持って行く
まっすーの側に座って頭だけ俺の膝に乗せてやる
今にも泣きそうなまっすーの顔には涙の跡が沢山あって、俺が来る前からずっと1人で苦しんでたことがわかった
もっと早く来てあげればよかった…
きっと自分で薬を取り行こうとしてソファーを降りて、少し気力で這いつくばったけど、頭痛は限界に達していたんだろう
そう考えればソファーからのこの微妙な距離も納得できる
小「まっすー、薬の前に一口だけゼリー食べ
て…？」
まっすーの口元にゼリーを差し出すとすぐに食べてくれた
…早く薬飲みたいんだね
俺もこんなに辛そうなまっすーを見るのは初めてで、早く楽にさせてあげたかった
小「まっすー、薬入れるからちょっとごめんね」
俺はまっすーの顔を上に向けて、少し開いた口に薬と水を入れた
増「ッ！ゴホッゴホッ…ゴホッゴホッ」
水が入ったことにびっくりしてまっすーがむせてしまった
小「あぁー、ごめんね〜」
あんまり大きい声を出さないように、優しく声をかけながらまっすーの背中を軽くトントンする
頭痛いときに咳するのって辛いよね…
今度はむせないようにゆっくり
小「まっすー、水飲むからね〜
ゴックンしてね〜」
今度は大丈夫だった
薬は飲めたけど、効果が現れるのは10分後
あと10分間もこんなに苦しそうなまっすー見てなきゃいけないのか…
こんなに苦しそうで辛そうなまっすー見てるの嫌だよ
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作者名：星ます | 作成日時：2017年7月1日 8時
