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増田side
……ん
増「……こやま…？」
小「…あ！まっすー！」
目が覚めたら小山がいた
小山は俺の汗を拭いてくれていた
増「……ごめん…ありがと」
小「いいえ！」
ん？でも何で小山がいるんだ…？
小「まっすーね、倒れちゃってすごい熱があったの
それで手越から電話もらって来たんだ
あ！でもインフルエンザじゃなかったから安心
して！」
そうだ……
俺、気失ってたのか
でも手越は……？
増「……てごし…は」
小「手越ね、すごいまっすーのこと心配しててね、
手越がずっとまっすーの事見ててくれたんだん
よ！」
増「……え……てごしが…？」
小「そうだよ！後でお礼言わないとね！」
増「だめだよ！…てごしは
はぁ…はぁ…はぁ」
小「え、なに？どーしたの？？
まっすー落ち着いて…まだ熱高いんだから」
増「…てごし…どこ」
小「え、リビングだと思うけど……
そーいえばゼリー取りに行ってもらったんだけ
ど、帰ってくるの遅いなぁ」
小山の言葉聞いて青ざめた
今は俺の熱があるとかそんなの関係ない
小山が止めるのを無視してリビングに急ぐ
本調子じゃないせいかすぐに息切れした
増「はぁ…はぁ…はぁ…てごし…どこ…はぁはぁ」
リビングのドアを開けて手越を探す
手「…まっす……ゴホッゴホッ…」
冷蔵庫の方で手越の声が聞こえた
増「…てごし！…はぁ…いま…いくからね」
冷蔵庫の方に行くと、苦しそうに座り込んでいる手越がいた
増「てごし！」
駆け寄って手越の背中をさする
手越の片手にはゼリーが握られていた
増「…てごし……だいじょぶだよ
くるしかったね……」
手越が小さく首を振る
増「…かんびょう、してくれて、ありがとう
ゼリーも…ありがとね……」
そう言うと、弱々しく、けど嬉しそうに笑った
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作者名：星ます | 作成日時：2017年7月1日 8時
