解決論 ページ19
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「死体がないのがバレるのも時間の問題だと思う」
どうする、どうやったら助けられる？
頭の中をその事だけがグルグルと回り続ける
DN「どうして、どうしてAは死んでも良いって思ってるの？」
「疲れたの、必要とされず、誰からも理解して貰えない人生に」
「それに死んだって誰にも迷惑掛けないし、悲しまないでしょ」
”命令聞くのだってもう疲れた”
最後の言葉は多分俺にしか聞こえてないと思う
彼女の弱々しい叫びは、彼女の人生を物語っていた
WZ「少なくとも、俺らは悲しいよ」
「嘘だｯ…そんなの嘘だｯ」
「まだ会ったばっかりだよｯ？なんでそんな人の為に悲しめるのｯ？」
WZ「会ったばっかだよ、だけど、それでも俺はお前が死んだらやだ」
その言葉を聞くとAは泣き崩れた
この子に決定的に足りなかったもの
必要だったもの、必要なもの
それは 愛 だ
今まで愛されなかった分
僕達が愛せばいいじゃないか
この子の知らない愛を
僕達が教えればいいじゃないか
その気持ちもみんな一緒のようだった
HS「A僕達と一緒に暮らそう？」
Aは少し目を見開いて驚いた様子を見せたあと
泣きながらも笑顔で
「うんｯ…」
そう答えた
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作者名：zia | 作成日時：2019年4月15日 23時
