誓い-CS- ページ48
CS「私、ファン・チャンソンは、あなたのことを一生涯にわたり、大切にし、守り抜くことを誓います」
「チャンソン………」
CS「ほら、Aも」
「ふぅ…
ファン・チャンソンさん、私Aは 優しく頼りになるあなたに出会えたことに感謝し、あなたの妻として 一生愛し続けることを誓います 」
CS「ふはっ…恥ずかしいね」
「チャンソンから始めたのに…」
CS「そうだね……それでは指輪の交換です」
秘密で用意した、Aに似合う指輪。
小さなダイヤとアメジストが埋め込まれた、少し細身のデザイン。
ポケットから取り出し、Aの前で箱を開けて見せる。
CS「アメジストは"真実の愛"。俺の気持ち。ダイヤは、初めてAに会った時のイメージだよ」
「私の…イメージ…？」
CS「うん。透き通って、雰囲気を壊さない。でも、自分を強く持ってる。Aのイメージ通りだよ」
「チャンソン………」
CS「これから数年間、Aを待たせることになる……でもこの指輪を見て、待っててほしい。いつでも気持ちは、この石みたいに寄り添ってるから……」
「っ…………」
CS「泣かないで……受け取って…くれますか？」
涙が溢れて止まないAは、しっかりと頷いて、左手を差し出してきた。
その左手をしっかり受け止めて、薬指に指輪をはめる。
CS「うん……よかった、ぴったり」
「チャンソン…私、こんなにしてもらえるって知らなくて……何も用意してない……」
CS「いいんだ。俺がしたかっただけだから」
"婚約者"であることを公表したところで、Aを悪く言う人や狙う人がいないとは限らない。
せめて、俺の想いが伝わるよう、見える形にしたくて、勝手にしたこと。
見返りなんて気にしてない。
CS「それに、兵役に行ってる間は指輪とかしていられないし…」
「あ……それじゃあ………」
そう言うとAは、俺の左手を取り、
「続きまして、新婦から新郎へ…」
ちゅっ…
薬指に優しく触れる程度のキスをくれた。
CS「っ…！A…っ！？」
「予約。本当の結婚式をする日まで、ここを予約させてください…なんて」
頬を染めて、恥ずかしそうに笑うA。
可愛すぎるよ……
サプライズをしたのは俺なのに、心を持っていかれた感じ。
CS「もうさ……世界で1つだけの指輪もらったよ…」
Aの両肩に手を添える。
数年間、待たせてしまう。
寂しい想いもさせてしまうと思う。
それでも……
キミだけに送る誓いのキス。
-END-
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hoscna(プロフ) - みかさん» みか様、ありがとうございます！！最後までお付き合いしてくださり、嬉しすぎて泣きそうです(;_;)私自身、やっぱり好きでたまらないので、いつか帰って来れたらと思ってます^ ^その時はよろしくお願いします！ (2017年12月12日 19時) (
レス) id: 6dafc08524 (このIDを非表示/違反報告)
みか(プロフ) - ついに終わってしまいました（ ＴДＴ）いいお話ありがとうございました！新作楽しみに待ってます！ (2017年12月12日 8時) (レス) id: 96a5a714e4 (このIDを非表示/違反報告)
hoscna(プロフ) - 数ヶ月ぶりの更新です！下手度合いアップしてます;; (2017年12月5日 21時) (レス) id: 6dafc08524 (このIDを非表示/違反報告)
hoscna(プロフ) - 麻樹子さん» 麻樹子様、ありがとうございます！長いこと更新してなかったのに、こうして来てくださる方がいることがとても支えになります。これからのチャンソン、楽しみしててください^ ^ (2017年9月9日 18時) (レス) id: 6dafc08524 (このIDを非表示/違反報告)
麻樹子(プロフ) - あ〜よかった。優柔不断なのか 頑固なのか ホントに困ったチャンソン。ヌナはやっと安心して先を読むこと出来ます。続きを首長くして待ってます (2017年9月9日 17時) (レス) id: ce80ff39ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hoscna | 作成日時：2017年3月21日 13時
