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「どこか行きたいところとか。お前ないわけ？」
「うーん……」
少し考えるような素振りを見せつつ焼いていた目玉焼きをトーストの上に盛りつける。ウインナーに玉ねぎのスープ、それにフルーツヨーグルトまで。ちょっと目を離した隙に豪華なモーニングが出来上がっていた。
「うまそー……」
「あっ。だめっ。つまみ食いしたらだめだよ」
「はぁ？ ……いいじゃん減るもんじゃないし」
「減っちゃってるよ……っ」
後からどうせ座って食べるんだし、今入れるか後から入れるかなら大して変わんないじゃん。怒られた事がどうも不服でハニーの皿の方からもウインナーをひとつ取った。
「あっ、だから……っ」
「あーん……」
「え？ あ、ンっっ？！」
薄く開いたその唇にブツを押し混む。
入れすぎてしまったのが少し噎せて、涙目になるハニー。そんな顔も可愛いななんて思いながら「よく噛んで」と呟いた。
「あむあむ、って噛んで」
「ん、」
「じょうず、上手」
小さなその口じゃ丸ごと一本は大きすぎたのか食べるのに苦労している。確か、ハニーはいつも小さく切ってゆっくり食べてるからまあ、そりゃそうなるか。
「食べた？ ……あ、して」
「あ……、」
「んー……。食べたね。これで共犯だからね」
「なっ、ず、ずるいよ……っ」
ずるいとか。そんなの知らないし。
盛り付けられた皿を持ってテーブルの方へと運ぶ。
「ハニー」
「！」
「早く食べよう」
トントン、とハニーが座る場所を叩けば「うん」と素直に返事をして小走りでこちらまで向かってくる彼女。
「いい子だね。席につけて」
「座って食べなくちゃだからね」
よしよしと頭を撫でながら「いい事をした」とハニーの中に植え付ける。まるで、犬がひとつ芸を覚えた時のように。優しく優しく愛でた。
少し苦笑いをした後、手を合わせて食べ始める。豪華な朝食。ホテルとは違い、一般家庭に出てきそうな小さな幸せに感謝しながら噛み砕いていく。
「うっま」
「良かった〜。……あ、でも卵半熟にしてるから」
「うわ、……垂れてきたんだけど」
「半熟だから……、」
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える - ていう心境です (4月30日 17時) (
レス) id: bc7069de6d (このIDを非表示/違反報告)
える - え、え？え…？えええええええ！？！？ (4月30日 17時) (レス) id: bc7069de6d (このIDを非表示/違反報告)
Stellar(プロフ) - えるさん» わ。ありがとうございます、姫🥰 いっぱい楽しみますわ🥰 (4月19日 12時) (レス) id: 5845111e18 (このIDを非表示/違反報告)
える - LIVE参戦おめでとうございます！私も名古屋公演に参戦しましたが、ほんっとうに最高すぎたので、全力で楽しんできてください！ 行ってらっしゃいませ、姫 (4月18日 16時) (レス) @page41 id: bc7069de6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Stellar | 作成日時：2024年3月7日 23時
