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「……まさかだよね」
じっと花束を睨みつけて真実を聞いてみるが、その花は残念ながら言葉を話さない。だからこそ花言葉があるんだと誰かが言っていたが、それなら本当にてるちゃんが彼女に気があると言っていることになる。
「……はぁっ、……考えるのだるすぎ」
モヤモヤした気持ちを抱えたまま、ゆっくり歩き進める。まだ店も開いていない朝の7時。
その時走ってきた小さなガキンチョとぶつかった。
「あっ、おにーちゃんごめんなさいっ」
「いーけど。あぶねーぞー」
「これ！ オワビにあげるね！」
ひらり。ガキンチョに2枚のチケットを貰う。
それは先程てるちゃんから貰ったカードに記されていたKnight Parkの入場券だ。
「……。ありがとね」
「ううん！」
それだけ渡すとそのまま路地裏の方へと走って行くガキンチョ。みすぼらしい格好のその子を目で追いかけて、なんだか懐かしい気分になった。
きっとてるちゃんが用意した子どもだろう。
スラム街に住む子どもにお金をあげる代わりにこういった運搬を頼む。死にものぐるいのガキンチョたちはそんな簡単な仕事を積み重ねて命を繋いでいるのだ。
本日限りの入場券。
それが2枚用意されているということはハニーと一緒に訪れろということだろう。
「豪華なプレゼントなこって」
せっかくの休みだしハニーを誘って遊園地デートでも有難くさせてもらおう。
きっと、Knight Parkに現れるのはてるちゃんだ。
「その時この花がどういう意味なのか聞いてやる」
もしやましい感情がある時は1発、いや。
2発くらいは殴らないと気が済まない。
ないとは思うが、もしもの時に備えて準備しとくか。なんてポキポキと指の関節を鳴らす。
癖になってしまったせいかその音すらもう快感のような感じだ。
「あ、やべ」
貰ったチケットを直さないでいるともうしわしわになってしまった。こういう紙を持っているとついぐちゃぐちゃにして遊んでしまう。まあ、シワが寄ったくらいで使えなくなる訳では無いのでそのままにしてポケットに突っ込む。
「さっさと行こ、」
𝐍𝐞𝐱𝐭 ❥❥❥ 【 愛しのハニー 】
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える - ていう心境です (4月30日 17時) (
レス) id: bc7069de6d (このIDを非表示/違反報告)
える - え、え？え…？えええええええ！？！？ (4月30日 17時) (レス) id: bc7069de6d (このIDを非表示/違反報告)
Stellar(プロフ) - えるさん» わ。ありがとうございます、姫🥰 いっぱい楽しみますわ🥰 (4月19日 12時) (レス) id: 5845111e18 (このIDを非表示/違反報告)
える - LIVE参戦おめでとうございます！私も名古屋公演に参戦しましたが、ほんっとうに最高すぎたので、全力で楽しんできてください！ 行ってらっしゃいませ、姫 (4月18日 16時) (レス) @page41 id: bc7069de6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Stellar | 作成日時：2024年3月7日 23時
