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一瞬ハニーの声が低くなる。
その声が単なる嫉妬なら可愛いで片付けられるが、もう一方の人格が目覚めたのなら最悪だ。
今も尚、もう一人の彼女はCQの命令でクイーンの首を狙っているのだから。ここは慎重に動かなくてはならない。
「あ、お前は知らないんだっけ？」
普通のトーンで。しゆんに習った話術とやらを使って平然を装う。どうやらこういう演技のような部分の才能はあるようで、交渉なんかも得意だったりする。
俺がハイエナに選ばれたのもこの部分が優れていたからというのもあるのだろう。
「う、うん。クイーンさん？ って人は知らない……」
「昔からの付き合いで、もう家族みたいな人なんだけど」
ゆっくり。ゆっくり。ハニーの感情が一定であるように願いながら目を見つめて、頭を撫でる。
心を落ち着かせるようによしよし、と何度も何度も撫でた。
「へぇっ。そうなんだ……！」
ぱぁっと花が咲くように笑うハニー。どうやら成功したようで、もう一人の人格は現れることなく沈んでいった。
代わりに、きゃっきゃっとなぜか喜んでいる彼女が居た。
「なんでそんな嬉しそうなの」
「あ、だって。ばぁうくんの兄弟とか、家族とかの話聞いたことなかったから、……なんだか嬉しくって」
「そうだっけ」
「そうだよ。……ふふ、ばぁうくんの家族みたいな人かぁ、……いいなぁ、」
「いいな」の意味は分からないけれど。
そんなに羨ましがらなくてもハニーも俺にとっちゃ彼女で、将来一緒になる人だから家族に……、
『あなたの手で、……最愛を壊しなさい』
あ、……なれないのか。
俺と、お前じゃ、……なれないのか……、
クイーンの言葉がグルグル頭の中で回ってしまう。
嫌な言葉だけれど、俺の唯一の人の言葉は絶対だ。
「クイーンさんはどんな人なの？」
「まあ、綺麗で、……ちょっと怖いかな」
「怖いの……？」
「怒るとね。殺しにかかってくるよ」
「パワフルな人なんだねぇ」
これから先がないってのに楽しそうに笑うハニー。殺されるなんて聞いて『パワフル』なんて言葉ですませんなよな、お前。
なんだか目の前の彼女が俺が殺すことも肯定してきそうで、怖くなった。
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える - ていう心境です (4月30日 17時) (
レス) id: bc7069de6d (このIDを非表示/違反報告)
える - え、え？え…？えええええええ！？！？ (4月30日 17時) (レス) id: bc7069de6d (このIDを非表示/違反報告)
Stellar(プロフ) - えるさん» わ。ありがとうございます、姫🥰 いっぱい楽しみますわ🥰 (4月19日 12時) (レス) id: 5845111e18 (このIDを非表示/違反報告)
える - LIVE参戦おめでとうございます！私も名古屋公演に参戦しましたが、ほんっとうに最高すぎたので、全力で楽しんできてください！ 行ってらっしゃいませ、姫 (4月18日 16時) (レス) @page41 id: bc7069de6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Stellar | 作成日時：2024年3月7日 23時
