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「ねっ。綺麗だね」
「……うん、」
夜空に咲き誇る花の光に照らされて、彼女の瞳がキラキラと輝き出す。どちらかと言えばハニーの方が綺麗だった。
「いっぱい咲いてきてる。……なんて言う花なんだろう？」
「……確か、ジャパンの代物だよ」
「ジャパンの？」
聞いたことがあるだけで実際これがそういうものなのかは分からないが、でもジャパン出身のそまとてるちゃんが言っていた。
加えてクイーンも話に参加をしていたから、きっとジャパンじゃ有名なものなんだろう。
何度も何度も言ってたんだよな。
『へぇ、こっちじゃ少ないのか。綺麗だぞ〜？ な。お嬢』
『そうね。お祭りが開かれるくらい日本では親しみ深いものかも』
『職人さんもいるくらいすごいんだよ。夏にやってるんだけど』
『ふふ。……今度ばぁうにも見せてあげるわ。特等席で』
夜にだけ咲く、綺麗な花がある。
そうクイーンが教えてくれた。確か名前は……。
「ハナビってやつ。多分」
火の花だから、花火。なんて呼ばれているらしい。アメリカでも『ファイヤーフラワー』と呼ぶくらい安直なネーミングだが、この世で1番ふさわしい名前だとは思う。
「へぇ……っ！ ばぁうくんって物知りだね」
「俺だって見るのは初めてだけど」
「じゃあおそろいだね」
「……ばか」
彼女の頭を優しく撫でながら、愛おしいその子を見つめる。クイーンに用意してもらった特等席は悪くないものだった。
けど、それも、ハニーの前じゃ霞んでしまうんだから困ったものだ。
一頻り彼女を愛でた後に窓から離れる。予想外だったのか、ハニーは少し驚いた顔をしていた。
「あ、れ？ ばぁうくん、……もう見ないの？」
「んー？ 俺はあんな消えちゃう花よりお前の事を愛でてたいんだけど」
こっちも、……消えちゃうかもしれないんだけどさ。
早くて土曜日には消えちゃう。クイーンがどんな命令を下すか分からないけれど、永遠になんてこの裏社会には存在しない。
それなら花よりもハニーを愛でていたかった。
「おいで」
そう彼女を手招きすれば、するりと俺の隣に擦り寄ってくる可愛い子。そんな愛しい子を撫で回す。
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える - ていう心境です (4月30日 17時) (
レス) id: bc7069de6d (このIDを非表示/違反報告)
える - え、え？え…？えええええええ！？！？ (4月30日 17時) (レス) id: bc7069de6d (このIDを非表示/違反報告)
Stellar(プロフ) - えるさん» わ。ありがとうございます、姫🥰 いっぱい楽しみますわ🥰 (4月19日 12時) (レス) id: 5845111e18 (このIDを非表示/違反報告)
える - LIVE参戦おめでとうございます！私も名古屋公演に参戦しましたが、ほんっとうに最高すぎたので、全力で楽しんできてください！ 行ってらっしゃいませ、姫 (4月18日 16時) (レス) @page41 id: bc7069de6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Stellar | 作成日時：2024年3月7日 23時
